内容説明
盟友エンゲルスとの出会いから、地下組織の結成、『共産党宣言』、マルクス流「革命が起きるワケ」、世界的スターになるきっかけまで。ワイン好きで女性に弱くて、ブルジョワ的生活を送った愛すべきマルクスおじさんの波乱に満ちた生涯!!
著者等紹介
マイエール,コリンヌ[マイエール,コリンヌ] [Maier,Corinne]
1963年、スイス・ジュネーヴ生まれのエッセイスト、精神分析家。会社、という組織を辛辣に考察した『怠けものよ、こんにちは』(ダイヤモンド社)はフランスで50万部のベストセラーに
シモン,アンヌ[シモン,アンヌ] [Simon,Anne]
1980年、フランス生まれ。アングレーム美術学校とパリ国立高等装飾芸術学校で学ぶ。2004年、アングレーム国際漫画祭で「若い才能」賞を受賞し、2006年、初のコミック作品『冥府のペルセポネ』(日本語版なし)を出版
的場昭弘[マトバアキヒロ]
1952年、宮崎県生まれ。慶応大学大学院経済学部研究科博士課程修了。現在、神奈川大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
33
アナキストの親玉、マルクスさん。真っ赤な彼の情熱と赤っ恥に満ちた人生に苦笑い。人間臭くて間違いだらけ。赤貧暮らしなのに驚くほど周囲に愛された困ったちゃんの人生を楽しみました。コマが小さいのが残念(老眼始まったのよ)。最後の終わりじゃないぜ!なマルクスに、「Punks Not Dead!」と叫んじゃうワタシなのでした。2022/10/05
nbhd
12
マルクスさん小噺ふたっつ。①貧乏ぐらしのマルクスさん。お金を融通してもらうため、妻イェニーがオランダに、おじを訪ねていたさなか。メイドのヘレーネご懐妊。あわてるマルクス、妻帰宅。「この子のパパは私」だと、エンゲルスさんが言ったとさ。(p.23)②マルクスさんの原稿に、べっとりたっぷり血しぶきが。ストレスためてたマルクスさん、悩みはニキビに吹き出物。この血痕を忘れるな、ブルジョワどもが滅ぶまで。(p.43)2021/01/26
犬養三千代
5
マルクスの伝記。 さっと、読めて画もなかなか面白いが色彩が地味。 資本主義が何となく袋小路に入っている21世紀。先の見えない時に ゾンビのように現れるような気がする。これからも、、、2017/08/13
Kento
2
「資本論」で有名な カール・マルクス氏の人生を描いた漫画 彼の性格がコミカルに描かれていて 楽しく読めますが、やはりテーマが難しいので 内容は難しい(笑) とはいえ一人の人間としてマルクス氏が 描かれているので彼自身にも興味が沸きました エンゲルスとの関係が描かれているのも良かったです 「資本論」をしっかり読みたいと思います2021/03/06
このこねこ@年間500冊の乱読家
2
めっちゃ面白かっためっちゃ笑った。 『資本論』がどうこうとかはおいておいて、マルクスの楽しい一生をマンガで学べる。 序盤からマルクスのダメなところが散りばめられており良き。 偉大なダメ人間からこそ素晴らしい思想が生まれるということを再認識しました。2020/10/02