内容説明
ゲーテ、ハイネ、ヘッセ、ケストナー、ヴェルレーヌ、ディキンソン、リルケ、アポリネール、コクトー…熱烈な恋から狂気の愛まで、11人の詩人が奏でる恋の旋律をあなたに―。
目次
ゲーテ
ハイネ
ヘッセ
ケストナー
ヴェルレーヌ
ディキンソン
ホフマンスタール
ブレイク
リルケ
アポリネール
コクトー
著者等紹介
飯吉光夫[イイヨシミツオ]
1935年、旧満州奉天生まれ。東京大学独文科卒業。現在、首都大学東京名誉教授。パウル・ツェランやギュンター・グラスなどドイツ文学の翻訳に定評がある
葉祥明[ヨウショウメイ]
1946年、熊本生まれ。絵本『ぼくのべんちにしろいとり』(至光社)でデビュー。『風とひょう』(愛育社)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。著書に『地雷ではなく花をください』(自由国民社、日本絵本賞読者賞受賞)など
味戸ケイコ[アジトケイコ]
1943年、北海道生まれ。多摩美術大学卒業。『あのこがみえる』(舟崎克彦文、偕成社)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞
東逸子[アズマイツコ]
1953年、佐賀生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。絵本、挿画などで活躍中
山口はるみ[ヤマグチハルミ]
鳥取生まれ。東京芸術大学油画科卒業。1969年、パルコがオープンと同時にイラストレーターとして広告制作に参加する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野の花
7
挿絵に惹かれて借りました。特に葉祥明さんの絵が好きです。思春期にハイネやゲーテ、仏語を習っていた青春期にはヴェルレーヌなど読んんでいました。ケストナーはあまり知らないなと思っていたらやっぱりロマンティックな詩人ではなかったようです。ロマンティックな私が一番好きなのは大昔?からゲーテの「すみれ」です。2018/11/26
しろ
5
海外の詩は馴染みがなかったので、読んでみた。「恋愛」というテーマの詩は時代や文化が違ってもよく知った感覚になるので面白い。ハイネ、ヘッセ、ディキンソン、リルケ、コクトーの詩がとても自分の持つ恋愛に対する世界観に寄り添ってくれる内容だった。西洋の詩はどれを取ってもロマンチックだが、「恋愛」を芸術にするなら何処までもロマンチックな方が好きなので、これを機にもっと他の詩にも触れたくなった。2016/01/18
のほほんなかえるさん
2
◆ありきたりな言葉にでさえ力を与え、羽ばたかせる。人はその力を持つ者を詩人と呼ぶ。世界の詩人の恋愛詩を素敵な挿し絵とともに。◆失恋続きの詩人たちの悲しく燃える恋の歌。ハイネ、ヘッセ、ケストナー。◆対して、ゲーテ、ディキンソン、ホフマンスタールには大らかな面をみる。◆一見難解に見せて直球のブレイク。 ◆優しさが感じられるリルケ。◆狂おしく語りかけてくるアポリネール。 ◆現実離れした感のあるコクトー。◆全11人それぞれの恋愛詩。それぞれの詩人を読み返してみるきっかけになりそうだ。2015/11/04
かー
2
この本の翻訳は、実にわたし好みでした。2014/06/10
やぎ
1
さらりと読めた。わかりやすく訳されているのが良い。2018/12/21