内容説明
林家三平師匠に弟子入りするも、素行が悪く、9回破門される。妻子とも別れ、酒とギャンブルに溺れる日々。そんな駄目人間に娘から25年ぶりの手紙が届いた―「私を生んでくれてありがとう」返事のつもりで作った曲が注目され、55歳にしてCDデビュー。だが好事魔多し、脳梗塞で倒れ右半身に麻痺が残る。デコボコ道を歩いてきた男がしみじみ、人生とは?を問いかけます。
目次
落語家から落伍者に―話が落ちずに自分が落ちた
「師匠三平の遺言」
おかげさま
おかみさん
兄弟
俺のことをクーペと呼ばないのが二人いる
あの時のまま
親父の遺言
お袋の遺言
店に来て〔ほか〕