内容説明
雅子さんはなぜ選ばれたのか?林真理子とフェミニズム、山口百恵はACである…フェミニスト界随一の芸達者が様々な心の謎に迫ります。直木賞作家・山本文緒との対談も収録。
目次
負けるが勝ち
豊かなジェンダー社会を
専業主婦、という国策
セレブに対する崇拝と憎悪―テレビ選挙速報を読む
切り捨てられた「危険な女」
カウンセラーになりたい症候群
花嫁姿は「いい子」のあかし―女子大生の新・専業主婦志向
輝きの瞬間
「午後四時」気分の青年へ
絵巻物にされた未完の物語―小和田雅子さんのメッセージ〔ほか〕
著者等紹介
小倉千加子[オグラチカコ]
1952年、大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了。大阪成蹊女子短期大学、愛知淑徳大学文化創造学部教授をへて、執筆・講演活動に入る。聖心女子大学文学部、早稲田大学法学部非常勤講師。本業のジェンダー・セクシュアリティ論からTVドラマ、日本の晩婚化現象まで、幅広く分析を続けている
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感想・レビュー
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なお
15
図書館本。コラムや、エッセイをまとめた1冊。女子大学生の心理や女流作家の事等。尾崎豊を少女からみたのが興味深く面白かった。2016/07/30
朱音
9
フェミニストの方だと思っていたのだが本職は心理学らしい。ジェンダー論が書かれている部分が多いけれど、占いや身の回りに関するエッセイなども。こういうのを読んでいると「いかに生きるべきか」を考えさせられる、というよりも、「いかに生きるべきかを考えなくっちゃいけないんだよね?」という気分になる(よくわからん)洗脳というか誘導されてるような気もするけど、気のせいか?そこを考えなきゃダメなのか?題名に関してはさらっと書かれているだけなので量子論なんか検索してしまった(でも結局よくわからなかった!)2010/09/13
DRYM_8
1
予言ちっくな箇所あり(※2005年出版)。『幻想』という単語を私も上手く使ってみたいものです。2010/11/13
ophiuchi
1
ジェンダーの話が分かりやすく書かれています。個人的には占いの話が面白かった。2010/06/23
Hattolis
1
読みやすいけど、、偏ってる気がします2009/06/22