内容説明
日本全国に伝わる魚の呼び名は、千差万別、多種多様。奇妙な名前から浮かび上がる、魚と人間との濃密なかかわりあい。そんな魚のあれこれを、日本語読みの達人がい軽妙にひもといてみせる。日本語の美しさ・豊かさを愛した詩人の最後の作品をお届け。
目次
アイナメ
アジ
イサキ
カワハギ
フグ
ホウボウ
イシモチ/ニベ
メバル
タイ
イワシ〔ほか〕
著者等紹介
川崎洋[カワサキヒロシ]
1930年、東京大森生まれ。西南学院専門学校英文科中退。横須賀の米軍キャンプなどに勤務。53年、茨木のり子と同人詩誌「櫂」を創刊。61年より、文筆生活に入る。詩作のほか放送脚本、童話、エッセイでも活躍。98年、日本語の持つ表現力の豊かさを指し示したとして、第36回歴程賞に輝いた。2004年10月21日に逝去。主な著書『ビスケットの空カン』(高見順賞、花神社)他
田口哲[タグチテツ]
1942年、茨城生まれ。上智大学卒業。84年、『渓流の魚たち』(山と渓谷社)で水中記録家としてデビュー
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