出版社内容情報
親子で外へ飛び出そう!ご近所ってこんなにおもしろい!
「自然大好き」お母さんたちの手づくりフィールドノート。
子どもたちといっしょに楽しく自然体験ができる一冊です。
読者の皆さんへ●まず身近な自然観察から始めよう 監修・渡辺隆一
お花見だけじゃもったいない●街の公園は小動物と小鳥の森〈松本市・4月〉
目をこらして見てみよう/スズメの巣をさがしてみよう/タンポポのヒミツ/小径で出あった植物たち/生きものたちの痕跡を見つけたよ
メダカの学校は山の中●休耕田は楽しいビオトープ〈喬木村・4月〉
こんなものをつかまえたよ!/「もなみ園」ができるまで/池や沼にすむ生き物/水中と陸上、両方で暮らす生き物たちの変身!/湿田の生きものたちの不思議/雑木林のなかで見つけたもの
水辺の生きものに会いに行こう●湖から自然と人の暮らしが見えてきた〈諏訪湖・4月〉
まずは川から湖へ/遠くから湖の色を見てみよう/ビンに水をくんで観察してみよう/湖畔で見かけた昔からの諏訪湖の姿/諏訪湖の生きものたちのつながり/昔の諏訪湖と今の諏訪湖
お気に入りの木をさがしにいこう●城址公園は定点観測にもってこい〈上田・4月〉
さあ、どんなお気に入りが見つかるかな/自然のなぞなぞ・その1
これはなんの実、なんの花?/自然のなぞなぞ・その2
小さな子どもたちといっしょに道草しよう●近/田んぼとその周辺で見つけた植物たち/くらべてみよう/やってみよう/水田は巨大なダム?
いろんな色を発見しながら歩いてみよう●秋の里山へ遠足気分ででかけよう〈戸隠村・10月〉
秋の色をさがしてみよう/戸隠の里山で出あった秋の植物/おもしろいもの、み~つけた/ズンズン歩いていったら小川と池を発見!/どんぐりのいろいろ
番外編!
●ご近所町並みウォッチング 須坂市
旧浦野製糸繰糸場~うだつの上がる家?~旧日滝銀行~大正時代の病院~みそ蔵〈塩屋〉~
大壁づくりの商家〈浦野酒舗〉~棒屋さん~望楼のある薬局~浮世小路と浮世橋~
石橋のある長屋門の家~屋根付きのカンバン/鍛冶屋さん
●ちょっと高原の湿原へ か弱くも美しい高層湿原 渡辺隆一(文)
湿原にはヒミツがいっぱい!/湿原ってどんなところ?/湿原の断面図/湿原の植物/湿原周辺の植物/田ノ原は湖だった〈志賀高原の水と土と歴史〉/雨あがりに見てみよう
●冬の森でネイチャーウォッチング
雪の上を歩いたことがありますか/カンジキ? それともスキー?/ブナ林を歩く/亜高山帯の針葉樹林へ/冬鳥の観察/春を待つ虫たち/春を待つ冬芽たち/
読者の皆さんへ●まず身近な自然観察から始めよう 監修・渡辺隆一
毎日の忙しい生活の中でふと目にする路傍の花、小鳥のさえずり、そんな自然の情景に人は心動かされ、心和む。もし、こうした自然がなくなったらどうだろうか。現代の日本では、そんな何気ない自然がなくなっても、当面困ることはないのかもしれない。でも考えて欲しい、私たちが生まれてきたときのことを。人は家族や人々の大きな喜びの中で生まれ、育ってゆく。どんなに貧しくとも子どもは人々にとっての希望であり、なによりも喜びである。なぜだろうか、子どもは育ちゆく命だからだ。私たち人も生物であり、一つの命である。命は命ある世界から生まれ、命ある世界で育ち、命ある世界を育て、そして死んでゆく。そんな世界こそが命の世界であり、そんな自然こそが喜びの根元であると思うのです。
私が子どもの頃はまだ原っぱがあって、そこでトカゲやバッタと遊びながら育ってきた。今思えば狭い土地であったろうが、子どもにとってはまさにそここそが自由に自分を発揮できる世界でもあった。逃げ回るカエルやトカゲをいかにして捕まえるか、まさに自然と自分との大きな知恵比べでもあった。捕まえられたときの大きなおそらく実際の体験時間は短くなっても、幼い頃の自然の中での体験はなぜか忘れ難く私たちの記憶に長く保存されるのだろう。
こうした、自然の命の中での親子のふれあいは、お互いに一生忘れられない思い出として残る。まずは、大人が自然に目を向け、楽しみ、喜ぶことから始めてほしい。親子で自然観察を始めてみれば、そこには自然との楽しいふれあいばかりか、必ずや家族や自然の命への新たな気づきがあり、喜びを発見することができることだろう。
ご近所は遊園地よりワクワクがいっぱい!
お母さん達がご近所を歩いて見つけた自然ワールド。ちょっとわかると、うんと楽しい、不思議の世界へのガイドブック。カラー写真、イラスト、遊び方のヒントが満載です。
内容説明
自然大好きお母さんたちが、ご近所を歩いて見つけた自然ワールド。ちょっとわかると、うんと楽しい、不思議の世界へのガイドブック。カラー写真、手描きイラスト、遊び方のヒントが満載。
目次
お花見だけじゃもったいない 街の公園は小動物と小鳥の森(松本市・4月)
メダカの学校は山の中 休耕田は楽しいビオトープ(喬木村・4月)
水辺の生きものに会いに行こう 湖から自然と人の暮らしが見えてきた(諏訪湖・4月)
お気に入りの木を探しにいこう 城址公園は定点観測にもってこい(上田市・4月)
小さな子どもたちといっしょに道草しよう 近くの空き地で「みっけ遊び」(松本市・7月)
見慣れたご近所をお散歩感覚で歩こう 市街地だってこんなにおもしろい(長野市・7月)
水辺は大人も子どもになれるよ 川は不思議な生きものでいっぱい(佐久市・9月)
田んぼのまわりは自然がいっぱい 稲刈り前の田んぼを観察(長野市・9月)
いろんな色を発見しながら自然散策 秋の里山へ遠足気分ででかけよう(戸隠村・10月)
著者等紹介
渡辺隆一[ワタナベリュウイチ]
信州大学教育学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。