図説 太田道潅―江戸東京を切り開いた悲劇の名将

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  • サイズ A5判/ページ数 167p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784900901995
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

江戸城を築き、関東無双の名将と謳われた太田道潅。最新の研究成果が、意外な人物像を説き明かす。

目次

第1章 関東の争乱と道潅の誕生(道潅の先祖はどこから来たか;父は扇谷上杉氏の実力者・太田道真 ほか)
第2章 道潅、江戸城を築く(江戸・河越・岩付を築城したのはだれか;江戸を取り囲む武士団の勢力分布 ほか)
第3章 長尾景春の乱と道潅の活躍(長尾氏の家宰職争いと道潅の謀反!?;長尾景春・古河公方の同調と、動かぬ道潅 ほか)
第4章 道潅暗殺―「当方滅亡」(都(京都の幕府)鄙(古河公方)和睦が成立する
下総千葉氏と道潅、最後の戦い ほか)

著者等紹介

黒田基樹[クロダモトキ]
1965年生まれ。早稲田大学教育学部卒。駒沢大学大学院博士後期課程満期退学。博士(日本史学、駒沢大学)取得。現在、駿河台大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roatsu

21
初期の関東戦国史において大きな存在感を有する太田道灌の実像と事績、同時代の諸勢力や社会制度の整理入門にもってこいと思う。図説ということで所縁の品々や城跡の写真、往時の関東地図など多くのビジュアル資料が盛り込まれているのは字ばかりよりも読んで断然楽しく、イメージしながら頭にも入りやすい。都内や首都圏近郊に今も多くの足跡が残り、その有名さの割には未だ謎も多い名将に迫れる一冊。やはり鎌倉公方家と山内・扇谷両上杉氏の登場人物とその履歴、戦った争乱の顛末理解には一苦労(笑)。2018/01/17

onasu

6
名前や逸話は聞くのですが、いつ頃のどんな人か、よく分からない、といった謎の人物でしたので、図説は、いい形式でした。中世の関東で、かなりの実力者だったのです。  また、関東の地図がおもしろかった。江戸の街は、徳川幕府によって、大きく変貌しているので、道灌の時代の街並は、想像し辛いです。  日本酒「道灌」の蔵元(滋賀):大田酒蔵が、道灌の子孫であったことも、仕入れられました。2011/07/31

futabakouji2

4
太田道灌のことがさっぱりわからないので読書。 太田道灌は扇谷上杉家で権力が大きくなりすぎて当主に殺されてしまうとは・・・。 おまけに道灌の力を背景に擁立された今川範満を氏親が倒す。その時に活躍した氏親側で活躍したのが後の北条早雲。 道灌の死が北条氏活躍のきっかけになるとはなんということだ。 まさに当方滅亡。2018/05/21

nobu

4
★★★☆太田道灌について史料に基づいて要領よく、その生涯と子孫についてまで諸説を紹介しながら記述。関連史跡などの写真も豊富。前ケ崎城が道灌の弟の討ち死にの場所と知った。2009/10/29

山崎にう

3
図書館本。太田道灌についての本を読んだので。この前に読んだ本ではイマイチ掴めなかった戦国時代直前の関東についての解説があり、より理解が深まった気がする。それにしても似たような名前が次々出てきて、本当に高校時代、日本史を選択しなくてよかった…覚えられない…。2020/07/01

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