内容説明
熊野三山を頂点とし全国に3000余社が鎮座。熊野の神々はなぜ人々を惹きつけるのか。神々がすまう場を「実感」し、祭神と神社の「謎」に迫る。豊富な写真でやさしく解説したはじめての神さま入門書刊行。
目次
第1部 熊野三山の神々(新宮―熊野速玉大社と速玉大神;那智―熊野那智大社と夫須美大神;本宮―熊野本宮大社と家津御子大神;熊野十二所権現と本地仏)
カラー特集 聖なる時空―熊野三山の祭り
第2部 熊野詣と日本人(熊野信仰の謎;海の熊野、山の熊野;物語で巡る熊野)
巻末特集 全国熊野詣総覧―熊野三山と関係の深い神社/全国の熊野神社
著者等紹介
加藤隆久[カトウタカヒサ]
生田神社宮司。神戸女子大学名誉教授。文学博士。神戸芸術文化会議議長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
1
(2008,175.9)熊野三山大好き。和歌山出身の同僚が実は神社好きで、私の集めた神社のスイーツ本をさっそく借りてった。そんで、本家本元かとは思ったがこれも紹介してみようと思う。私は本宮が一番好きである。またつぼ湯に入りに行きたい。2021/12/06
めこ
1
補陀落浄土千手観音像那智 浄瑠璃浄土薬師如来速玉 極楽浄土阿弥陀如来本宮 艱難辛苦し古道を徒歩で熊野三山めぐりしたくなりました。2017/11/26
rbyawa
1
e071、昔からとにかく読んでいて混乱するのがこの熊野…の熊野三山ってのが妥当な呼び方なのかなぁ、熊野大社かと思ったらそもそもタイトルが熊野「大神」なんですよね。多分実はルーツが違う3つの神社が近くにあって、さらに修験道と関係あって、出雲との対照性が時々指摘されていて、神仏習合の流れを汲み、分化されることなく混ざり合っているせいだろうとは思うのだけれども、でも、この地に力があるというのはそんなに疑わしくもない、案外なにもない土地への信仰が元であとはその力に引き寄せられたんじゃないかな、と思わないでもない。2014/03/12
kino
0
風景や建築だけでなく祭の写真や伝承の図版などもあるのが嬉しい。2012/09/16