内容説明
街の風にのって浮かび上がる24の水彩模様―。やさしいまなざしで街を眺めたら、心なごむ情景がまあるく広がってくる。それは乾いた生活のなかの心のオアシス。人の心のぬくもりがじんわり伝わるショートノベル24編に美しい挿絵を添えた爽快な作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
35
内海さんの作品にしては少しですが毒のある短編が多いように思って、最後のあとがきまで読んだら、なんと題名の「円景」とは「穏やかな情景」で、そういった小さな情景を掬いとっているうちに、24編の短篇小説となった。と書いてあってビックリしました。いつもの短篇小説は、まさに円景そのものが殆どで、それが好きだったのですが、こちらは異色とも思えただけに不思議です。考えても分からない。嫌な読後感では無いからいいかな。2017/07/19
かいちゃそ
1
地元ゆかりの作家の作品。今朗読をしていますが、私が読むメモはのっていなかったです。やっぱりひとつひとつが読みやすくて温かい。まだ短編集が置いてあったので、借りてみたいです。個人的にその朝とかすきです。2011/06/23
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