内容説明
サルはなぜ、ヒトになったのか。そして、なぜヒトになれなかったサルがいるのか。この、永遠の謎に対する史上初めての鮮やかな回答が、本書である。著者は、「心」こそ人類進化の源であると言う。そして、その心に刺激を与えたのは、ストレス、悩みなのだ。人類史の先兵として華々しく登場しながら、ついに主役たりえなかったネアンデルタール。彼らは悩みを知らなかった。それこそが、悩みのタネだったのである。
目次
第1章 勝利者への長い道
第2章 「自分」と「自分じゃないもの」と
第3章 お人好しのままでいいのだ!
第4章 イライラ、ドキドキ、の功罪
第5章 愛の進化
第6章 人間の心には野獣が住んでいる
第7章 心に声を吹き込む
第8章 創造力は爆発だ!
第9章 古代人の心が試されている
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろまによん
4
面白かったね。進化人類学読み物。アカデミックな感じじゃなくて、コラムがだらだらと続いている感じ。訳がなんかいまひとつだったけど、原文に忠実だったのかな。古い感じは否めない。まぁ古い本だから仕方ないか。でも面白かったよ。ネアンデルタール人は3歳で100kg程度を持ち上げられるとか。個体として強かったんだね。だから滅んだ。我々は弱かった。だから生き延びた。わからんものよ。2021/07/25
あかり
1
「ネアンデルタール人の悩み」だったかと思ったが、アマゾンにはこの題名だのだけなので私のメモ間違いか。2005/06/08