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ラジカル重合ハンドブック - 基礎から新展開まで

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  • サイズ B5判/ページ数 728,/高さ 27cm
  • 商品コード 9784900830417
  • Cコード C3050

出版社内容情報

編集者からのメッセージ


ラジカル重合ハンドブック  基礎から新展開まで



 高分子学会会長として永年多くの業績を残して来られた蒲池幹治先
生の研究の集大成ともいえる、ラジカル重合の専門書が完成した。

定評ある巻末データシートに、分類索引と欧文索引を設け、新たに
略語一覧表を加えることによって一層の充実を図った。早くも研究者
の方々から高い評価をいただいている。

 ラジカル(遊離基)を経由して速やかに連鎖反応が進むラジカル重
合は、重合方法としては古くから確立され、工業的には広く用いられ
ている技術である。しかし、意外にも類書が少ない。本書では精密制
御を目指した、リビングラジカル重合を始めとする新しい可能性を紹
介している点で興味深く、今後の高分子科学研究・産業の発展の一
つの契機となることが期待される


 ラジカル重合は 重合法が単純であるから 工業生産にきわめて魅力的であ
り1940年代から50年代には 重合法の改善 共重合による高分子改質 新規
モノマーの展開など 基礎・応用の両面で研究が進められ ユニークな高分子
合成法が開発されてきた。
その間 ラジカル重合法の基礎・応用の両面でわが国の研究者の果たした役
割はきわめて大きい。

 1960年代以降は 反応規制や構造規制によりより精密に制御したラジカル重
合法の確立に目が向けられるようになった。
精密制御には リビング重合が有効な手段となる。
しかし ラジカルは速やかにカップリングするので 工業生産には使用できない
ような特殊な条件でない限り リビング重合は不可能と思われていたが 近年
発想の転換によりリビングタイプのラジカル重合が開発され 再び 基礎 応用
両面から注目を浴びるようになった。
この分野でも わが国の研究が その発展に大きな貢献をしている。

 わが国のラジカル重合に携わる 研究者・技術者層の厚さと広さを考慮する
と現在までの研究を基礎から最先端まで 工業生産も含めた成書の発刊は 
今後のラジカル重合の発展に寄与するところ大と判断し編集幹事諸氏の賛同
を得て本書の発刊をを企画した。
本書の出版にあたり 学会や産業界で重要な役割を果たされている最先端の
研究者や技術者に執筆をお願いすることができた。
基礎から応用(データシート付き)までを含んだ世界に類のない本書が ラジカ
ル重合の発展に少しでも役立つことになることを祈っている。
監修者 蒲池幹治 遠藤 剛


執 筆 者


監修者
蒲池 幹治 福井工業大学工学部応用理化学科教授・大阪大学名誉教授
遠藤  剛 東京工業大学資源化学研究所所長・教授

編集幹事(五十音順)
相田 卓三 東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻教授
市原 祥次 三菱化学(株)開発本部筑波研究所リサーチフェロー
岡本 佳男 名古屋大学大学院工学研究科応用化学専攻教授
岡谷 卓司 滋賀県立大学工学部材料科学科教授
小林 四郎 京都大学大学院工学研究科材料化学専攻教授
佐藤 恒之 徳島大学工学部化学応用工学科教授
澤本 光男 京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻教授
山田文一郎 大阪市立大学工学部応用化学科教授

編集委員(五十音順)
今井 宏輔 日本石油化学(株)技術顧問
須山 修治 日本油脂(株)化成事業部海外部部長 
埜村  守 福井大学工学部材料開発化学科教授
山崎 正宏 日本ゼオン(株)情報材料事業部取締役事業部長

他 百名の執筆


目 次


第1編基礎編

第1章総論
 第1節ラジカル反応の歴史的展開  蒲池 幹治
 1.はじめに
 2.連鎖重合機構による高分子合成
 3.ラジカル重合の発想の転換--リビングラジカル重合
 4.ラジカル重合の重合方法による分類
 第2節ラジカル重合における反応制御  蒲池 幹治
 1.はじめに
 2.成長ラジカルの構造と反応性
 3.反応制御
 4.立体制御



第2章素過程と速度解析
 第1節開始反応  佐藤 恒之
 1.はじめに
 2.重合開始剤
 3.一次ラジカルとビニルモノマーの反応
 第2節成長反応  佐藤 恒之
 1.はじめに
 2.成長反応速度
 3.成長反応様式
 第3節停止反応  佐藤 恒之
 1.はじめに
 2.停止反応の様式--再結合停止と不均化停止
 3.停止速度定数(kt)
 4.分子停止
 第4節連鎖移動反応  山田文一郎
 1.はじめに
 2.連鎖移動定数
 3.開始剤,モノマー,ポリマーおよび溶媒への連鎖移動
 4.連鎖移動剤の反応
 5.付加開裂連鎖移動(addition-fragmentation chain transfer)
 6.付加置換開裂連鎖移動(addition-substitution-fragmentation chain
transfer)
 7.付加開裂および付加置換開裂連鎖移動の温度依存性
 8.触媒的連鎖移動(catalytic chain transfer;CCT)




第3章ラジカル反応とその支配因子
 第1節ラジカル構造と反応性  山田文一郎
 1.一次ラジカル(primary radical)
 2.一次成長ラジカル(primary propagating radical)
 3.成長ラジカル(propagating radical)
 第2節 共鳴因子,極性因子,立体因子  山田文一郎
 1.アルキルラジカルとポリマーラジカル
 2.Q-eスキーム
 3.モノマー相対反応性のHammettプロット
 4.kpのArreheniusプロット
 5.共重合における交差成長速度定数
 第3節モノマーの構造と反応性  山田文一郎
 1.モノマーの構造と素反応速度定数
 2.重合を阻害する因子
 3.重合を可能にする条件
 第4節溶媒効果  蒲池幹治
 1.ラジカル反応と溶媒効果
 2.ラジカル重合の溶媒効果 
 第5節ラジカル反応の可逆性  蒲池 幹治
 1.はじめに
 2.カップリング反応の可逆性
 3.付加反応
 4.金属イオンの関与
 第6節ラジカルの錯体形成  蒲池 幹治
 1.ラジカル錯体・・・
 2.ラジカル重合と錯体形成
 第7節ラジカルの酸化・還元  蒲池 幹治
 1.はじめに
 2.ラジカルの酸化反応
 3.ラジカルの還元反応
 4.ラジカルの酸化還元とラジカル重合制御
 5.高分子合成への展開



第2編ラジカル重合反応----反応設計と精密重合
第1章総論
 第1節ラジカル重合反応の特徴  小林 四郎/宇山  浩
 1.はじめに
 2.ラジカル重合の素反応
 3.リビングラジカル重合
 4.ラジカル共重合
 5.立体構造
 6.不均一系ラジカル重合
 7.ラジカル開環重合
 8.他のラジカル重合
 第2節ラジカル重合反応における反応設計と制御  小林 四郎/宇山  浩
 1.反応設計の指針
 2.ラジカル種の安定化(可逆的不活性化)の概念
 3.ラジカルの化学的安定化(可逆的不活性化)による成長反応制御
 4.ラジカルの物理的安定化による成長反応制御
 5.おわりに



第2章リビングラジカル重合による精密制御
 第1節総論----ラジカル重合におけるリビング性  澤本 光男
 1.はじめに
 2.ラジカルリビング重合
 第2節 安定ラジカルによるリビングラジカル重合  福田  猛
 1.はじめに
 2.ニトロキシルによるリビングラジカル重合の機構と反応速度
 3.ニトロキシル法による高分子合成の実際
 4.おわりに
 第3節遷移金属錯体によるリビングラジカル重合  澤本 光男/上垣外正己
 1.はじめに
 2.遷移金属錯体による炭素-ハロゲン結合の活性化に基づくリビングラジカル
重合
 3.おわりに
 第4節イニファータ法によるリビングラジカル重合  大津 隆行
 1.はじめに
 2.イニファータとは
 3.均一系リビングラジカル重合モデル
 4.イニファータ法とその機能的分類と応用
 5.イニファータによるリビングラジカル重合の特徴
 6.星型,ブロック,グラフト,架橋ポリマーの設計合成
 7.おわりに
 第5節ヨウ素移動重合法の開発と末端反応性高分子としての利用  建元 正

 1.はじめに
 2.ヨウ素移動重合法の開発
 3.末端反応性ポリマーへの応用
 4.おわりに
 第6節反応場によるラジカル重合の制御  相田 卓三/小西 克明
 1.はじめに
 2.無機化合物を用いた固相ラジカル重合
 3.分子集合体によって形成される反応場を利用するラジカル重合
 4.外部環境によるラジカル重合
 第7節 末端基構造の制御  澤本 光男/上垣外正己
 1.はじめに
 2.ニトロキシラジカルを用いる方法
 3.遷移金属錯体を用いる方法
 4.可逆的付加開裂型連鎖移動剤を用いる方法
 5.おわりに



第3章ラジカル共重合
 第1節総論----ラジカル共重合と高分子連鎖の制御  澤本 光男
 1.はじめに
 2.共重合体
 第2節ブロック共重合
 1.リビングラジカル重合によるブロック共重合体の合成  松本 章一
 2.イニファータ法によるブロック・グラフト重合体の合成  大津 隆行
 3.高分子開始剤によるブロック共重合体の合成  須山 修治/田浦 克樹
 4.連鎖移動によるブロック共重合体の合成  山田文一郎
 5.ブロック共重合--重合機構変換による  蒲池 幹治
 第3節グラフト共重合  伊藤浩一
 1.リビングラジカル重合によるグラフト共重合体の合成
 2.マクロモノマーによるグラフト共重合体の合成
 3.高分子開始剤によるグラフト共重合体の合成
 4.高分子反応によるブロック・グラフト共重合体の合成
 第4節 交互共重合
 1.モノマーの反応性による交互共重合  平井 英史/佐藤 浩太
 2.ルイス酸添加による交互共重合  平井 英史/佐藤 浩太
 3.酸化還元共重合  宇山  浩/小林 四郎
 第5節 ランダム共重合  伊藤 浩一
 1.反応条件による制御
 2.リビングラジカル共重合



第4章立体構造の精密制御
 第1節総論----ラジカル重合における立体構造の制御  岡本 佳男/中野  

 第2節モノマー設計による立体構造の制御  岡本 佳男/中野  環
 1.タクチシチー制御
 2.らせん選択重合と不斉選択重合
 3.不斉合成重合
 第3節金属錯体による立体構造の制御  岡本 佳男/中野  環
 1.はじめに
 2.ルイス酸性錯体による制御
 3.ラジカル錯体による制御
 4.ニトロキシルラジカル化合物による制御の試み
 第4節反応条件による立体構造の制御  相田 卓三/小西 克明



第5章不均一系重合の精密制御
 第1節総論----高分子微粒子の精密合成反応  岡谷 卓司
 1.はじめに
 2.高分子微粒子の合成法の進歩
 3.粒子表面への極性基の導入法の進歩
 4.モルフォロジーの制御されたポリマー微粒子の合成
 5.ポリマーを保護コロイドとする高分子ミクロスフェアの合成
 6.ポリマーミクロスフェアの新しい用途
 第2節 乳化重合の制御  埜村守
 1.乳化重合とは
 2.単独乳化重合系の動力学理論
 3.乳化共重合系の動力学理論
 4.ポリマー粒子内モノマー濃度
 5.ポリマー粒子の生成
 第3節懸濁重合の制御  岡谷 卓司
 1.はじめに
 2.ポリマーがモノマーに溶解する系
 3.ポリマーがモノマーに不溶な系
 第4節分散重合の制御  川口 春馬
 1.はじめに
 2.分散重合と沈殿重合
 3.分散重合における粒子の生成と成長
 4.分散安定剤
 5.粒径と粒径分布制御
 6.新規の分散重合
 7.おわりに
 第5節微粒子系の制御----均一微粒子の合成  大久保政芳
 1.はじめに
 2.液相系での合成
 3.気相系での合成
 第6節 機能性微粒子とミクロスフェアの合成  笠井  澄
 1.はじめに
 2.中空ポリマー粒子
 3.高架橋ポリマー粒子,異形粒子
 4.マクロマー結合粒子
 5.DNA結合粒子



第6章新しいラジカル重合反応
 第1節総論  西久保忠臣/亀山  敦
 1.新しいラジカル重合反応
 2.秩序性を持った反応場でのラジカル重合
 第2節ラジカル重合開始剤および開始手法の新展開
 1.光ラジカル重合開始系  西久保忠臣/亀山  敦
 2.機能性開始剤  須山 修治/田浦 克樹
 第3節光開始ラジカル重合  角岡 正弘
 1.はじめに
 2.1成分系光重合開始剤
 3.3成分系光重合開始剤
 4.開始剤を用いない光重合
 第4節 α β-二置換モノマーのラジカル重合  松本 章一
 1.多置換エチレンの重合反応性
 2.フマル酸およびマレイン酸誘導体の重合反応性
 3.1 2-二置換エチレンの重合の速度論的解析
 4.ポリマレイミドの性質
 第5節アリルモノマーのラジカル重合  松本  昭
 1.はじめに
 2.アリル重合の特徴
 3.アリル重合における反応選択性
 4.多官能アリルモノマーの重合
 5.その他
 第6節環化ラジカル重合  小平 俊之
 1.はじめに
 2.非重合性基を利用した高重合性1 6-ジエンの設計と完全環化高分子の合

 3.おわりに
 第7節包接ラジカル重合  宮田 幹二
 1.分子レベル空間を重合反応場に用いる包接重合
 2.一次元包接重合:一次元空間中の一次元分子集合体の重合
 第8節ラジカル開環重合の特徴と様式  三田 文雄/遠藤  剛
 第9節ジラジカル重合機構  伊藤 敬人
 1.はじめに
 2.単独重合系
 3.共重合系



第7章非ビニルモノマーのラジカル重合
 第1節総論  小林 四郎/宇山  浩   
 1.はじめに
 2.酸化重合性モノマー
 3.キシリレン型モノマー
 4.α α付加型モノマー
 5.ヘテロ多重結合モノマー
 第2節芳香族化合物の酸化的ラジカル重合  宇山  浩/小林 四郎
 1.はじめに
 2.フェノール類
 3.アニリン類
 4.他のモノマー群
 第3節キシリレン型モノマー  伊藤 敬人
 1.はじめに
 2.p-キノジメタンモノマーの重合
 3.o-キノジメタンモノマーの重合
 4.塩素置換キノジメタンモノマーの重合
 5.結晶として単離可能な電子受容性置換キノジメタンモノマーの重合
 5.1単独重合性のない電子受容性置換キノジメンタンモノマー
 5.2単独重合性を有する電子受容性置換キノジメタンモノマー
 6.おわりに
 第4節α α付加型モノマー  宇山  浩/小林 四郎
 1.はじめに
 2.ジアゾアルカン
 3.一酸化炭素
 4.おわりに
 第5節 ヘテロ多重結合モノマー  宇山  浩/小林 四郎
 1.はじめに
 2.アルデヒド,ケトン
 3.イミン,ニトロソ化合物
 4.チオカルボニル化合物,イソチオシアネート化合物
 第8章ラジカル重付加反応総論 小林 英一
 1.はじめに
 2.代表的な重付加反応
 3.開環重付加反応
 4.ラジカル重付加反応
 5.光によるオレフィンの環化二量化
 6.環化重付加反応
 7.いろいろな重付加反応
 8.重付加反応の動力学
 9.ポリウレタン合成の動力学
 10.チオール・セレノール・ホフフィンと炭素多重結合のラジカル付加反応



第3編精密構造解析・評価
第1章高分子鎖の構造と高分子の性質  市原 祥次   
 1.はじめに
 2.短い主鎖構造の規則性と高分子の性質
 3.長い構造と高分子の性質



第2章連鎖形式とその乱れおよび末端構造
 第1節立体規則性
 1.立体規則性の定義  安藤  勲/黒子 弘道
 2.NMRによる立体規則性の決定
 3.NMR以外の方法--主に振動分光法  田代 孝二
 第2節幾何異性構造
 1.NMRによる幾何異性構造の解析  安永 秀計/梶原 莞爾
 2.オゾン分解~GPC/HPLCによるジエン共重合体の連鎖分布解析  田中 
康之
 第3節鎖内部の(微量)異種構造および鎖末端の構造
 1.NMRによる(微量)異種構造の解析  安藤  勲/黒子 弘道
 2.分光学的手法およびX線回折法による解析  田代 孝二
 3.熱またはオゾン分解GC/MSによる解析  柘植  新/大谷  肇
 4.化学的手法による解析・・・  柘植  新/大谷  肇 



第3章共重合体の構造解析
 第1節定序性とランダム性----シークエンス解析
 1.NMRによるシークエンスの解析   伊藤 浩一
 2.その他の手法(熱分解GC/MSなど)  柘植  新/大谷  肇
 第2節共重合体における立体規則性
 1.NMR  北山 辰樹/畑田 耕一
 2.FT-IR  田代 孝二
 第3節ブロック・グラフト共重合体の構造解析
 1.分別  塩見 友雄
 2.NMR,FT-IR  竹中 克彦



第4章分子量分布と鎖間の構造の分布
 第1節分子量分布  森  定雄 
 1.分子量と分子量分布
 2.SEC/LS-VIS
 3.質量分析法
 第2節分子量分布と立体規則性の分布の相関
 1.オンラインSEC/NMR  北山 辰樹/畑田 耕一
 2.高分子の立体規則性による分離  佐藤 壽彌
 第3節分子量分布と共重合体における組成分布  寺町 信哉
 1.組成分別
 2.結晶性を利用した分別
 3.GPC-NMR,多重検出
 4.クロマトグラフ的クロス分別
 第4節分岐構造の解析
 1.溶液の性質と長鎖分岐  川口 正剛/伊藤 浩一
 2.分子量・分子量分布と分岐点や鎖末端の解析  川口 正剛/伊藤 浩一
 3.分岐構造と粘弾性的な性質  高橋 雅興



第4編ラジカル重合における材料設計
第1章汎用モノマー系
 第1節ポリエチレンおよびエチレン系共重合体
 1.ポリエチレン  小島 愼二
 2.エチレンと各種極性モノマーとの共重合体  小島 愼二
 3.エチレンとスチレンとの共重合体  池田 雅昭
 第2節ポリ塩化ビニルおよび塩化ビニル系共重合体  天野  正
 1.はじめに
 2.PVCの需要動向
 3.ポリ塩化ビニルの重合
 4.PVCの加工
 5.特殊PVC
 6.おわりに
 第3節ポリスチレンおよびスチレン系共重合体
 1.ポリスチレン  川野 浩司/岩本  宗
 2.耐衝撃性ポリスチレン  川野 浩司/岩本  宗
 3.スチレンとその他のモノマーとの共重合体  川野 浩司/岩本  宗
 第4節ブタジエン系ゴム・ラテックス
 1.乳化重合SBR  高岸幸雄 (※高を旧字にしてください)
 2.ブタジエン系ゴム・ラテックス(SB,PBd,MBラテックスを含む)  井上 利

 第5節ABS系樹脂(MBSを含む)  石賀 成人
 1.はじめに
 2.ポリブタジエンラバー
 3.グラフト重合
 4.共重合組成
 5.特殊グレード
 6.おわりに
 第6節 酢酸ビニル系重合体
 1.酢酸ビニル系エマルション  岡谷 卓司
 2.ポリビニルアルコール  佐藤 寿昭
 3.エチレン-ビニルアルコール共重合体  猪俣 尚清/岡谷 卓司
 第7節ポリアクリロニトリルおよびAN系共重合体
 1.繊維用PAN  泉  善二
 2.AN系共重合体  泉  善二
 第8節メタクリル酸メチルおよびMMA系共重合体  柳ケ瀬 昭
 1.はじめに
 2.アニオン重合によるPMMAの構造制御とポリマー物性
 3.金属錯体によるメタクリル酸エステル系ポリマーの立体配列制御
 4.金属錯体による重合の応用研究
 第9節ポリアクリルアミドおよびアクリルアミド系共重合体  森  康治
 1.ポリアクリルアミドの概要
 2.ポリアクリルアミドおよびその誘導体の合成
 3.ポリアクリルアミドの性質
 4.ポリアクリルアミドの用途
 5.ポリアクリルアミドの安全性
 6.おわりに
 第10節塩化ビニリデン系樹脂  星野  満
 1.はじめに
 2.製造方法
 3.共重合体の主な特性
 4.加工方法・用途と共重合体
 5.おわりに
 第11節アクリル酸およびアクリル酸エステル系共重合体  木村 次雄
 1.はじめに
 2.アクリル樹脂に使用されるモノマー
 3.モノマー組成や分子量とアクリル樹脂の用途
 4.重合方法
 5.重合反応工学の利用
 6.最近のアクリル樹脂に対するニーズと技術的対応
 7.おわりに



第2章新規ポリマー
 第1節糖を持つポリマー  大野 工司/福田  猛
 1.はじめに
 2.糖鎖高分子の合成
 3.リビングラジカル重合による糖鎖高分子の精密合成
 4.糖鎖高分子を用いる新しい分子設計
 5.おわりに
 第2節不斉ポリマー
 1.不斉触媒・配位子  伊津野真一
 2.不斉吸着剤(キラル固定相)  八島 栄次
 第3節高分子LB膜  宮下 徳治
 1.はじめに
 2.LB膜の基礎
 3.両親媒性モノマーLB膜
 4.おわりに
 第4節ポリ-N-ビニルホルムアミド  森  康治
 1.ポリ-N-ビニルホルムアミド(PNVF)の概要
 2.NVFモノマーの性質とPNVFの合成
 3.PNVFの性質
 4.用途
 第5節ポリ-N-ビニルアセトアミド  相澤 利行/山口 哲彦
 1.はじめに
 2.NVAモノマー
 3.PNVA・・・
 第6節開環重合性モノマー  三田 文雄/遠藤  剛
 1.はじめに
 2.ラジカル開環重合性モノマー
 3.おわりに
 第7節アイオノマー  矢野 紳一
 1.はじめに
 2.エチレン系アイオノマー
 3.スチレン系アイオノマー
 4.フッ素系アイオノマー
 第8節 ポリフマル酸エステル  松本 章一
 1.ポリフマル酸エステル(PDRF)の合成
 2.PDRFの構造と物性
 3.共重合体の合成と性質
 4.PDRFの特性と応用
 第9節液晶ポリマー  大桐小百合/池田 富樹
 1.はじめに
 2.液晶ポリマーの分類と相構造
 3.液晶ポリマーの新展開
 4.おわりに
 第10節新規フッ素系ポリマー  建元 正祥
 1.はじめに
 2.PTFE
 3.溶融加工できるフッ素樹脂
 4.エラストマー
 5.過フッ化ポリエーテル
 6.アイオノマー
 7.含フッ素ポリイミド
 8.硬化性ポリマー
 9.おわりに
 第11節モレキュラーインプリンティング  竹内 俊文
 1.はじめに
 2.モレキュラーインプリンティング法(MI法)の概要
 3.非共有結合型MI法における考慮すべき因子
 4.固定相として用いられるモレキュラーインプリントポリマー
 5.モレキュラーインプリント膜
 6.触媒活性を示すインプリントポリマー
 7.おわりに
 第12節ポリマーゲル  明石  満/山元 和哉
 1.はじめに
 2.ゲル合成
 3.ポリマーゲルの応用分野
 4.高機能性ゲル
 第13節ポリマーコロイド  大久保政芳
 1.はじめに
 2.濃厚乳化重合(concentrated emulsion polymerization)
 3.圧電振動法
 4.マイクロエマルション重合(micro-emulsion polymerization)--ナノ微粒子の
合成
 5.ミニエマルション重合(miniemulsion polymerization)--サブミクロン粒子の合

 6.複合微粒子の合成
 7.各種の機能性微粒子の合成
 8.ビニルポリマー以外の微粒子の合成

データシート


1. ビニル系

1.1エチレン系
ポリエチレン/エチレン・スチレン共重合体/エチレン-ビニルアルコール共重合体/
エチレン系共重合体/エチレン-メタクリル酸共重合体亜鉛-1/3-ビスアミノメチル
シクロヘキサン錯体アイオノマー

1.2塩化ビニル系
ポリ塩化ビニル/塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニリデン共重合体

1.3酢酸ビニル系
酢酸ビニル・ホモエマルション/ポリビニルアルコール/酢酸ビニル-エチレン共重
合エマルション

1.4スチレン系
ポリスチレン/耐衝撃性ポリスチレン/AS樹脂(スチレン-アクリロニトリル共重合樹
脂)/ポリ[(S)-4-(4-トリルスルフィニル)スチレン] /ガラクトース担持ポリスチレン/
高分子担持(S)-N-スルホニルバリン/高分子担持TADDOL/高分子担持キラルア
ミノアルコール/高分子担持(R S)-BINAPHOS

1.5ビニルアミンおよびビニルアミド系
ポリビニルアミン/ポリ(N-ビニルホルムアミド)/ポリ(N-ビニルアセトアミド)/ポリ
(N-ビニルイソブチルアミド) /ポリ(N-ビニルアセトアミド)ヒドロゲル/ポリ(N-ビニ
ルイソブチルアミド)ヒドロゲル/アクリロニトリル-アクリル酸メチル共重合体

1.6アクリル酸誘導体
ポリアクリロニトリル/ポリアクリル酸ブチル/ポリ(アクリル酸-(1R 2S)-N-メチル
エフェドリン)/ポリ(アクリル酸-(1R 2S)-N-ベンジルエフェドリン)/液晶フォトニク
ス材料/構造の明確な糖高分子/高性能光学補償板/アクリル系エマルション型
粘着剤/アクリル系溶剤型塗料
アクリル系エマルション塗料
繊維加工用アクリル系エマルション
フロアポリッシュ用アクリル系エマルション
液晶/高分子ゲル
非線形光学材料

1.7アクリルアミドおよびメタクリルアミド系
ポリアクリルアミド/ポリイソプロピルアクリルアミド/ポリ[(N- アクリロイル-(S)-ア
ラニン)エチルエステル] /ポリ[((S)- 1-シクロヘキシルエチル)アクリルアミド] /ポ
リ[((S)- 1-フェニルエチル)アクリルアミド] /ポリ(N-アクリロイル-(1R 2S)-エフェ
ドリン) /ポリ[(N-アクリロイル-(S)-フェニルグリシン)エチルエステル] /ポリ[(N-
アクリロイル-(S)-フェニルアラニン)エチルエステル] /ポリ[(N-アクリロイル-(S)-
フェニルアラニン)t-ブチルエステル] /ポリ[(N-アクリロイル-(S)-シクロヘキシル
アラニン)エチルエステル]
ポリ[(N-アクリロイル-(S)-チロシン)エチルエステル] /ポリ(1-オキソ-6-アクリル
アミノペニシリン酸ベンジルエステル) /ポリ(1-オキソ-6-アクリルアミノペニシリン
酸メチルエステル)
ポリ[((S)- 1-ナフチルエチル)アクリルアミド] /((S)-2-ブチルアクリルアミド)-(N-イ
ソプロピルアクリルアミド)共重合体/ポリ[((S)- 1-フェニルエチル)メタクリルアミド]
/ポリ[((S)- 1-シクロヘキシルエチル)メタクリルアミド] /ポリ[((R)- 1-ナフチルエチ
ル)メタクリルアミド] /ポリ[(N-メタクリロイル-(S)-アラニル)-(1R 2S 5R)-メンチ
ルアミン] /ポリ[(N-メタクリロイル-(S)-ロイシル)-(1R 2S 5R)-メンチルアミン]
ポリ[(N-メタクリロイル-(S)-アラニル)-(1S 2R 5S)-メンチルアミン] /ポリ[(N-メタ
クリロイル-(S)-ロイシル)-(1S 2R 5S)-メンチルアミン] /ポリ(1-オキソ-6-メタク
リルアミノペニシリン酸ベンジルエステル)
ポリ(1-オキソ-6-アクリルアミノペニシリン酸メチルエステル) /(ε-メタクリロイル
-(S)-リジン)-メタクリル酸共重合体/(メタクリル酸 (S)-2-ヒドロキシ-1 1'-ビナフタ
レン-2'-イル)-(N-テトラデシルアクリルアミド)共重合体

1.8フマル酸誘導体
ポリフマル酸ジアルキル

1.9メタクリル酸誘導体
ポリメタクリル酸メチル/ポリメタクリル酸2-ヒドロキシエチル/ポリ(メタクリル酸
-(1R 2S)-ノルエフェドリン) /ポリ[2-(3-メタクリロイルオキシプロポキシ)-2'-メト
キシ-1 1'-ビナフタレン]
ビスキニニルフタラジン-メタクリル酸メチル共重合体

2.ジエン系
ブタジエン系ラテックス/乳化重合スチレン・ブタジエンゴム/ABS樹脂

3.非ビニル系

3.1炭素鎖系 
フッ素熱可塑性ブロックエラストマー/ポリ(パーフルオロアリルビニルエーテル)
ポリ(パーフルオロジメチルオキソール)及び共重合体/ポリケトン/ポリビニルシク
ロプロパン/ポリビシクロブタン/ポリ-o-キシリレン

3.2ヘテロ原子系
ポリピロール/ポリ3 5-キシリジン/ポリ8-メチレン-1 4-ジオキサスピロ-[4.5]デカ
-6 9-ジエン
オレフィンを主鎖に有するポリエステル/ベンゾ基を有するポリケトエステル 
ポリエステル/フェニル基を有するポリケトエステル /ポリエーテルカーボナート /
ポリエステルスルフィド/ポリジスルフィド