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内容説明
雲の上の診療所―海抜3060メートル、北アルプスの名峰・槍ヶ岳頂上直下の小さな空間でくりひろげられた愛と医療の凄絶なたたかい。生か死か。山のドクターがまとめた迫真の書。
目次
第1章 診療所とは名ばかり…
第2章 山を甘くみてはいけない…
第3章 山と人を愛した人びと…
第4章 山岳診療所よ、永遠なれ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi
19
【図書館本】北アルピス槍ヶ岳直下の山岳診療所が戦後開設してからの話。20年少し前の初版本なので、時代の古さを感じましたが、山好きの医師たちの必死に命を助ける姿は今も変わらないのだろう。と思います。2018/08/15
こまったまこ
3
人がたくさん登ってくる山には結構設置されている夏季限定の山岳診療所。自分は夏には余り登らないので見かけたことはない。しかし実際槍ヶ岳の診療所だけでも1ヵ月で300人も患者がいるのでその存在意義は大きい。昔は医者兼救助人としての力量が求められたと知り驚いた。ただ昨今の山ブームで10月中旬まで山は人が途絶えることがない。その現実とのギャップを感じた。2011/10/27
OHモリ
2
●昭和25年に開設された慈恵医大槍ヶ岳診療所のノンフィクション、名古屋市立大学の蝶ヶ岳診療所に何度かボランティアで協力している縁もあって読んでみた図書館本。著者の医師大森氏とは別に血縁関係はありません(たぶん)。 ●さすが歴史ある診療所、今ではありえないけど食卓を手術台にして虫垂炎の手術をした? 当初は往診も多く外傷の処置が主体だったり死ぬ人も多かったと、今の山岳診療所とはまた違う雰囲気というか存在だったんだなと思った。生々しい記録集だけにとどまらず、著者(達)の診療所や槍ヶ岳に対する愛情が伝わってくる!2016/05/08
さえ
2
槍ヶ岳診療所の設置に尽力した人々やその時々の事件が描かれています。診療所があるのが当たり前と考えずに感謝しないといけないですね。面白かったけど、ところどころに作者の自慢っぽい部分があって気になった。2011/10/13
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