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内容説明
清盛の横暴に抵抗した女たちの物語。日本画の実力派と児童文学の新鋭が創った、美術本として大人も楽しめる、京の歴史絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
21
歴史物の1節とはいえ、女性たちの悲哀を思うよりも、権力者平清盛のごう慢さと、今ではあり得ない女性差別に腹が立ってしまいました。 清盛の気まぐれに格差付けされた祇王、仏の二人の女性と家族は、どうしてそこまで苦渋を強いられなければならなかったのでしょう。 物悲しくも清らかな話ではあるけれど、今は昔の価値観に、残念ながら共感は出来ません。2021/04/11
遠い日
15
栄華を極めた平清盛の力をもってしても、繋ぎ止められぬものはあった。女たちの決意は翻らなかった。贅沢な暮らしも権力も、一度冷めた目で見れば、もう二度と同じ立場には戻れない。出家して身を保つ祇王たちの生き方の潔さの裏の苦悩は深い。2016/06/14
おゆ
10
文章は整っているものの、語るには一文が長く文章量も多め。絵ははじめ明るすぎるように感じ、無常を悟り出家する女たちの物語には不似合いに思えた。内容は「平家物語」で既読の部分。今回は清盛の横暴よりも、祇王の母親を身勝手に感じて苛立った。けれど語られない出家後は、妄執から解き放たれた女四人で案外平穏に読経の日々を送ったのかもしれない。そう思えばこの画面の妙な明るさも少し違って見えてくる。過去帳の下りを読み清盛のその後を思うと、一足先に尼となって俗世を離れた彼女たちこそが賢かったのだと思えてくる。2017/12/03
Y子
1
祇王は最初清盛に見染められ幸せだったというけど金と権力が好きなのか。2014/09/03
Sosseki
0
どんな話かと思ったら、平家物語の白拍子の話だった。清盛の横暴さよりも、女性達の思いやりや、信心深さが心に残る。他にも有名なエピソードはあるが、なぜこの話を選んだのだろう。2024/12/10
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