内容説明
本書では、「連結納税」について、諸外国の実例も豊富に取り上げながら、3ステップ式でやさしく理解できるようにまとめた。ステップ1では、連結納税の考え方について理解を深める。次に、ステップ2で、これまでの税の取扱い(個別納税)と連結納税とでは具体的にどんな点が変化するのかという税の取扱いなどについてポイントをつかむ。最後に、ステップ3で、会社分割のやり方や持株会社のつくり方などのノウハウと、連結納税との関係で留意すべき点などをあげる。
目次
1 連結納税ってどんな制度?(なぜ、連結納税制度が導入されるのか?;連結納税制度とはこんなもの;連結納税制度の概要を知っておこう ほか)
2 連結納税になると税の取扱いはどう変化するの?(連結納税では益金・損金の算定基準がポイントとなる;「交際費」の損金算入限度額はどうなるのか?;「寄付金」に対する課税はどう変わってくるのか? ほか)
3 グループ経営と連結納税の関係はどうなっているの?(企業再編と連結納税制度の関係を押さえておこう;「会社分割」制度で連結経営が加速する;「持株会社」でグループ経営のメリットを活かす ほか)
著者等紹介
金児昭[カネコアキラ]
1936年、東京都生まれ。1961年、東京大学農学部農業経済学科卒業。信越化学工業(株)入社。92~99年常務取締役(経理・財務・法務・資材関係担当)。99年~同社顧問。94~97年公認会計士第三次試験(筆記・口述)試験委員。98~2000年金融監督庁顧問(専門分野「企業会計」)。99年~民間エコノミスト。2000年~早稲田大学大学院商学研究科客員教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科博士課程講師。日本原価計算研究学会・常任理事、日本管理会計学会・理事、米国管理会計人協会日本支部・理事。日本CFO協会・顧問
轟茂道[トドロキシゲミチ]
1946年、神奈川県生まれ。1969年、慶応義塾大学商学部卒業。監査法人中央会計事務所(現中央青山監査法人)入所。88年、代表社員就任。現在に至る。日本原価計算研究学会会員
山岸聡[ヤマギシサトシ]
1964年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。90年、中央新光監査法人(現中央青山監査法人)入所。94年公認会計士登録。現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。