感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nickandhannah
0
20世紀初頭に活躍し、日本のキリスト教界にも多大な影響を与えたジェームス・デニーの著作。『キリストの死』の方が彼の代表的な著作であろうが、この『キリスト教の和解』も非常に読み応えがあり、深く考えさせられる内容であった。スコットランドの系譜としては、「体験」を重視し強調する点であると聞いたが、まさにデニーの著作の中にはその「体験」の重要性が随所現れている。大陸の神学書とは違った味わいである。所々、日本語の翻訳が読み辛い箇所があり残念だが、原文も分かり易い文章であるとは言えないため苦労を察する。一読はお薦め。2017/01/27
-
- 和書
- アメリカの信託と商業銀行