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内容説明
アメリカで運用される原子力発電に対する検査制度ROPを解剖することが、なぜ今の日本に必要なのか。
目次
1 日本で始まろうとしている変化について
2 ROPの理解を助ける3つの基礎情報
3 SALP時代
4 ROP誕生の外的要因
5 ROP誕生の内的要因
6 暗中模索期を経た本格的改革への転換
7 ROP(原子炉監督プロセス)とは何か
8 ROP開発の過程
9 ROPの本運用開始
10 ROP開発とその意義
著者等紹介
近藤寛子[コンドウヒロコ]
事業コンサルタント、リサーチャー。大学院修了後、外資系素材メーカーにおいて事業企画に従事。外資系コンサルティング会社に転職後、コンサルタントとして、事業戦略策定、業務改革支援等に従事。マトリクスアソシエイツを経て、2017年マトリクスKを設立し、独立系コンサルタントとなる。東京大学大学院工学系研究科学術支援専門職員。インクルーシブな子育てをサポートする一般社団法人ヨコハマプロジェクトを設立し代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はま
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米国原子力規制当局の組織開発のひとつ、検査制度改革は世界でも評価が高く、20年経過しても進化をしている。開発当初から産業界の提案を取り入れ、また、市民第三者を交えて制度を作り上げた。さらに運用段階においても引き続きオープンなコミュニケーションで、それぞれの立場で当事者意識を持って議論を積み重ねて改善してきたことが成功要因である。今年度から米国に倣って日本の検査制度も変わる。当事者意識を強く持って、規制する側、される側ということでなく、常に課題を見つける姿勢を保ち、業界全体の安全性向上に努めていきたい。2020/04/19