目次
1 序論(原子力の持続的な発展と高速炉の役割;高速炉設計の基礎;高速炉の経済性)
2 中性子工学(核設計;核データと断面積の処理;動特性、反応度効果、制御要件;燃料管理)
3 システム(燃料ピンと燃料集合体の設計;燃料ピンの熱的性能;炉心の熱流動設計;炉心材料;原子炉プラントシステム)
4 安全性(安全性の考え方;原子炉停止を伴う過渡事象;炉停止失敗過渡事象;シビアアクシデントと格納容器の検討)
5 その他の高速炉システム(ガス冷却高速炉;鉛冷却高速炉)
著者等紹介
Waltar,Alan E.[WALTAR,ALAN E.] [Waltar,Alan E.]
ワシントン州リッチランドにあるパシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)の元顧問および元原子力部門長であり、1998年から2002年にはテキサスA&M大学で原子力工学科教授および学科長を務めた。現在は、IAEA、米国エネルギー省や原子力関連企業に助言・指導を行っている。2007年には中国、2009年にはインドへの原子力人材交流派遣プログラムの大使を務めた。1994年から1995年に米国原子力学会の会長となり、今は同学会のフェローである
Todd,Donald R.[TODD,DONALD R.] [Todd,Donald R.]
ペンシルベニア州立大学の原子力工学科を1997年に卒業後、1999年に同大学の大学院で修士号を、2002年にテキサスA&M大学の原子核工学専攻で博士号を取得している。学生時代は、学生の代表団を構成してワシントンDCへ引き連れ、政治家への原子力工学やその基礎科学の理解促進活動に熱心に取り組んだ。2001年にテキサスA&M大学で開催された米国原子力学会の学生会議では議長を務め、専門的な学術会議で学生セッションの企画・運営を数多く行った
Tsvetkov,Pavel V.[TSVETKOV,PAVEL V.] [Tsvetkov,Pavel V.]
現在、テキサスA&M大学原子力工学科の准教授である。1995年にモスクワ工学物理大学から修士号を与えられ、2002年にはテキサスA&M大学の原子核工学専攻で博士号を取得している。学生らとともに、複雑な工学システム予測シミュレーションのための高精度統合解析システムの開発を行っている。2005年以来、40人を超える博士、修士、学士課程の学生が指導を受けている。国立研究所や企業と協力して、学部の段階でも学生が最先端の研究にかかわることができるよう、早期研究着手制度を展開している
高木直行[タカキナオユキ]
東京都市大学大学院共同原子力専攻/工学部原子力安全工学科教授。1992年原子核工学で博士の学位を取得後、東京電力に入社。技術開発本部原子力研究所で新型炉や核燃料リサイクルの研究に従事。1999年東電から、日本原子力発電、核燃料サイクル開発機構、核物質管理センターへと順に出向し、高速炉の炉心燃料、リサイクル技術、核不拡散等の技術開発業務に関わるとともに、東京工業大学原子炉工学研究所特任准教授を兼務。2008年東電を退職し、東海大学原子力工学科教授を経て、2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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