内容説明
事故後の攻防は、不信と混乱の渦巻く中、人間の知性と決断が試された5日間であった。本書は使命感に燃えた人々の苦悩と葛藤の物語である。
目次
第1章 原子力発電の是非をめぐっての論争
第2章 原子力発電の規制
第3章 多重防護
第4章 3月28日、水曜日「これは大事だ!」
第5章 3月29日、木曜日「サイト外の人への危機は去った」
第6章 3月30日、金曜日「状況は一気に悪くなった…一体どうなっているのだ!」
第7章 3月31日、土曜日「お前達がパニックを作り出しているのだ!」
第8章 4月1日、日曜日「ここにいる罪もない人々に我々は何てことをし出かしたのだ!」
第9章 事故直後の影響
第10章 スリーマイルアイランド事故の長期的影響
著者等紹介
ウォーカー,J.サミュエル[ウォーカー,J.サミュエル][Walker,J.Samuel]
メリーランド大学卒業、博士(米国歴史)。米国国立公文書館勤務を経て、1986年以来、米国原子力規制委員会(USNRC)歴史学者として現在に至る。ジョージタウン大学、メリーランド大学などで教鞭を取る。米国メリーランド州ロックビルに在住
西堂紀一郎[サイドウキイチロウ]
大阪大学、カリフォルニア大学(デービス校)卒業、工学博士。米国(ワシントンD.C.)でNUS社、IEAL社に原子力コンサルタントとして勤務、1982年(株)アイ・イー・エー・ジャパンを設立、社長として現在に至る。日本での国際原子力コンサルティング事業のパイオニア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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