内容説明
核融合研究は40年も以前の開始時より、この分野の特徴として物理と工学技術が一体となって発展するであろうと予見されていた。本書は科学・技術そのものに深く立ち入らず、むしろ計画に立ち向かう姿勢と意識に基づいてどのような判断過程を踏んだかという筋を描くことにし、なるべく忠実かつ簡潔を旨とした。
目次
第1章 零からの出発 1955~60年
第2章 基礎研究の育成と強化 1961~70年頃
第3章 計画的研究の開始 1965~74年
第4章 国のプロジェクトへ 1970~83年
第6章 国際化の時代へ―大型トカマク開発の競争 1980~90年頃
第7章 実験炉計画と産業界―国際共同作業
第8章 まとめ