感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
劇団SF喫茶 週末営業
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親から否定される子供。生き生きとした本来の自分を押し殺して生きることに耐えられず代替物に縋り付いて生きるようになる。金、女、権力。本来の自分と向き合わないために、常に自分に刺激を与えて感覚を麻痺させる買い物やセックスなどだ。それでも心が落ち着かない場合はアルコールやドラックで自分の心を麻痺させて殺す。そんな状態で突っ走っているこの社会はいつか破滅するのではないか?だが多くの人は自分の内を見つめる勇気がなく死ぬまで突っ走るしかない。溜め込んだ憎しみはいつか爆発する。「こんな苦しい人生なら崩壊すればいい!」と2022/04/17
お気楽になりたいお気楽さん
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「抜け殻になっていないか??」原名は「いつわりの神々」というようです。親から愛情を注がれなかった、又は、親の手段にされてしまった人、教師、上司などに迎合して自分を見失ってしまった人、愛を求めて騙された人など、不幸にも、抜け殻となって、愛を知らない人々のことが書かれています。自分と社会との関係、そして、自分自身を見直すきっかけになるかもしれません。 ☆☆☆☆2016/10/10