内容説明
鑑賞の手引きに、カラー写真で紹介する京都の名庭20選。
目次
第1章 名庭20選(平等院;西芳寺;天龍寺;鹿苑寺(金閣寺) ほか)
第2章 庭園鑑賞のために(日本庭園の様式;枯山水庭園の成立;石組;石造品)
第3章 日本庭園史概説
著者等紹介
重森千青[シゲモリチサオ]
中央大学文学部文学科卒業。重森庭園設計研究室主宰。京都工芸繊維大学講師。日本庭園についての著述、講演、講師活動並びに日本全国にて庭園の設計に携わる
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感想・レビュー
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ムカルナス
3
前半は京の名庭ガイドブック。後半は庭園様式や意匠、庭園史解説。重森三玲の孫である著者は小川治兵衛の自然風景的な庭園は日本伝統の地割りや石組みを無視しており発展性がなく閉鎖的と批判する。それに対して三玲は伝統的な石組みの再構築を行ったと評価。庭園の意匠においても石組みや石造品に重点を置いた解説になっており石組こそ日本庭園とする筆者の考え方が伺える。ただ私は治兵衛派であり庭園好きな人々や造園業の人も同様な人が多いように思う。それに対しての苛立ちも行間から感じられる。2016/02/16
植木になりたい
0
庭園の写真は全てカラーで大きく後ろの「代表的な庭園作家」のリストも嬉しかった。結構専門的な本だと思う。一応こちら専門の学生のはずなのに内容が半分も頭に入らず恥ずかしい限りです。京都の庭園に行きたくなります。2008/02/15




