感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
0
項目反応理論に関する書籍としては非常に平易であり、とてもわかりやすく、また大変読みやすい。従来のテストが何を測定しているのか、また得点に対する成績評価(五段階評価や偏差値は妥当か)はどのように行えばよいのか、といった問題に対応する絶対評価的な在り方のひとつとして、テストの扱い方を見直す理論であると言える。テストを用いて受験者の評価を行うのみならず、そのテスト自体をも評価することを想定した理論である。今日ではモデルが多数提案され、本書の内容はごく基本的なものであると位置づけられるが、入門書として申し分ない。2014/02/01
Tres tristes tigres
0
作った選択問題を、学習者がどれを選んだか。解答データを集計することで、成績の良い学習者と悪い学習者の解答傾向が分かる。それを利用した試験を作ろう。試験そのものの内容を、結果から導き出そうというもの。なるほどとは思うが、ど〜も納得できない部分がモヤモヤしている。2012/07/01