出版社内容情報
さまざまな糸との出会い、自由な発想のデザイン。今までのニットとはどこか違う。編みながらファンタジーの世界に迷い込んでしまったら、夢は大きく広がり、楽しいニットの醍醐味を味わうことになる。ニットデザインの達人が繰り広げるアートなニットの極意!
ニットをアートへと自らレベルアップを心がけその一つの成果が数枚のタペストリーとなりました。イメージしたものを形にする……その手法が私にとっては手編みです。糸を選び製図を描いて編む、気の遠くなるような仕事に見えますが、出来上がったときの達成感は何ものにも変えがたく、製作中から早くも次のテーマに向かってイメージがふくらんでいることに、とまどいすら覚えます。このたびは、そのようなタペストリーを中心に、この数年で編みためたセーターやベスト・小ものなど、私のニットワールドを一冊の本にまとめてみました。撮影場所は東京から移り住んで32年、二番目の故郷となった京都です。アートなニットを京都から世界へ発信するつもりで取り組みました。手編みの楽しさ美しさが伝わってくれるとよいのですが……。
石井麻子
普通のニットにあきたりない人のための手芸書です。
目次
1 ニットのタペストリー
2 色彩のファンタジー
3 メルヘン・セーター
4 かわいい動物たち
5 暮らしを彩る小物たち
6 エッセイ
7 私の好きな編み地
8 主な作品の製図
著者等紹介
石井麻子[イシイアサコ]
1945年東京目黒区生まれ。1965年女子美術短期大学造形科卒。ニットメーカー企画室などを経て、フリーのデザイナーに。1974年京都へ。1979年山科区にある自宅でハンドクラフトショップ“毛糸小舎アンジュ”をopen。1983年店名を“メゾン・ド・アンジュ”に改名、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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