内容説明
本書は、一連の番組の担当ディレクターであり、「環境ホルモン」という言葉の産みの親とでも言うべき、NHKの村松秀氏を講師に国士舘大学体育・スポーツ科学学会の主催で開催された講演録を基調としている。
目次
数年前までは誰も知らなかった環境ホルモン
きっかけは佐渡島・漂着物アートとの出会い
生物に大きな影響を与えるプラスチックの漂着物
プラスチックは化学的には果たして安全か?
女性ホルモンの作用を起こすノニルフェノール
日本のキーマン・井口泰泉さんとの出会い
野生生物に生殖異変を引き起こす環境ホルモン
メスのすべてにペニスがある!?イボニシの事例
「環境ホルモン」という言葉で問題を認知させる
日本でも魚に生殖異変が起きていた!〔ほか〕
著者等紹介
村松秀[ムラマツシュウ]
1968年、横浜市生まれ。東京大学工学部卒。90年、NHK入局。新潟放送局、番組制作局科学・環境番組などを経て、現在、衛星ハイビジョン局特集番組ディレクター。NHKスペシャル「生殖異変~しのびよる環境ホルモン汚染~」で、科学技術映像祭・内閣総理大臣賞、放送文化基金賞・テレビドキュメンタリー番組部門・本賞、地球環境映像祭・大賞を受賞
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