感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
14
雨止みの祈願だったり、米騒動や流行性感冒を予言したりと、王仁三郎の目に見えない力が目立ちます。。米騒動から生じた大正日日新聞社の買収など、世間への情報発信に力が入っていました。王仁三郎自身3度目の大洗濯として75日間の寝業に入りました。物語は、教祖なおの昇天で結ばれました。怪しい話に眼がいきがちですが、その下支えをしていた、すみの果たした役割と人間性への着目が、著者思いだったようです。『大地の母』は、事実を中心として、配列や組み合わせを考え、多少の小説的肉づけをしたものです。事実は小説より奇なりですね。2016/06/12