内容説明
大変だ!あいつが本当に大統領に当選してしまう。「われわれの大統領がナニだなんて、世界中に知れたら、米国の権威はどうなる!」ふた言めには祖国への奉仕を口にするCIA長官の正体は権力亡者。ウラワザを使って実現しつつあるその野望にとんだ伏兵が!…一方、不運な巡り合わせで刑務所生活を送ることになった元判事の三人組。キャリアを生かしておいしい裏稼業に精を出すうち、こちらにも、とんでもないことが!国家権力対、吹けば飛ぶような男たちとの真剣勝負。デモクラシー国家、米国社会の裏の裏。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
12
原作者の本は最近続けて読んでいるが、この出版社とあざとい筆名の訳者の物は初めて。本書や翻訳者の評判は悪いが上巻である本書の滑り出しは上々。直ちに下巻に手を着けたくなる。全く関連の無い2つの話が別々に始まる。フロリダの軽警備の刑務所に3人の判事経験者が勾留されている。彼らはペンパル方式で同性愛志向の裕福な男達を相手に、最終的には恐喝を行い金を稼いでいる。他方CIAは自らが操る大統領候補を選抜し、国民の危機を煽りつつ兵器産業から資金を得て彼に選挙戦を戦わせようとする。上巻はこの二種類の挿話が合流した所で終わる2023/08/03
遊佐
2
CIAの長官が次期大統領に相応しい人間を選び、軍事費倍増を掲げて選挙活動を勝ち抜かせることを画作するが彼には秘密があって…というお話。トランブル刑務所の詐欺を働く三人の元判事や共犯の弁護士の関係がどのような結末を迎えるか下巻が楽しみです。2015/03/15
のっぱらー
2
CIA長官が次期大統領候補として目をつけた男。彼は軍事費倍増を掲げ予備選挙を勝ち抜いていく。しかし彼のとんでもない悪癖が露呈してしまう。。。2013/06/08
lunch
0
面白かった。読んでいてハラハラしました。
たぁ。
0
誰を応援しながら読み進んだらんだらいいのか、未だに戸惑っています。最初は、大統領候補者のレーク?と思っていましたが、どうやら違うらしい。2012/02/02