内容説明
怨念のクモの巣は張られた。何も知らず飛び込んで行くプレイボーイ。ロンドンからワシントン、更に南太平洋へと、男の転地を調査網が追う。紙一重の愛と僧しみに翻弄される二組の男女、うち生き残るのは誰か？愛で結ばれた運命の夫婦を操るのは誰か？米大陸からパリ、アテネに舞台を移して、壮絶な物語が展開する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
7
受けた恨みは決して忘れない、大富豪デミリスの執念炸裂！怖ぇ～！そして超オモシロ！2008/11/05
ゆずっこユズちゃん
2
夢中で読んだのに読み終わると、「？」だった。 ノエルの心境がよく分からない。復讐に長年燃えていたのに何故…？そこが生々しいところだったんでしょうかね。 イケメンラリーと美女ノエル。ノエルは散々教養を詰め込んだようだけど、目的が不純だとゴールはこうなるよってことなのかしら。後半壊れていくけどキャサリンは対照的。 2020/01/28
ぶらしゅうへい
1
30年以上昔のベストセラーですが、今さら「超訳」ってどんなに凄い翻訳なのか気になって読んだ。今売られているビジネス本や自己啓発本のはしり。臨場感を生み出しやすいシナリオと文体。手品師と詐欺師は参考にすればいい手法。2021/10/16
ca_et_la__
1
主要人物たちの生い立ちを延々と語っていく形式が新鮮だった。嫉妬、執念、裏切り。偶然と必然の連続で事件に繋がっていく様が詳しく書かれている分リアルで面白かったです。2021/10/01
痛快、晴れ女!
1
なんかスッキリしない話。ノエルの気持ちの変化が不自然。あれだけ憎んでいたラリーに再開しただけで、いとも簡単にまた惚れ直すのか?それでもって、デミリスに単純にハメられて殺人罪にされて。自分の見かけだけに磨きを入れすぎて頭カラッポもいいとこ。そんな馬鹿な人物を描きたかったのでしょう。2019/10/05
