内容説明
貧困ゆえに、彼らは確実に社会から落ちこぼされている。高校へも行けず、就職もままならず、そして貧困の再生産が始まる。国の福祉切り捨て・弱者いじめが進むいま、福祉の原典を守り続ける福祉従事者たちの群像。
目次
自立をめざす伸子
伸子と雪子
たった一人の勉強会
中学を卒業した子どもたち
2年目の勉強会
みどりを追って
3年目の勉強会
エピローグ=貧困からの自立を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YJ
5
1983-88年度ケースワーカーだった方が書いた、生活保護世帯の中学生を対象とした勉強会の話。当時の自体背景を読み取れて、かなり面白い。2017/01/15
井上岳一
0
1989年初版。現在、絶版。東京の下町で、貧困の連鎖から子ども達を救い出そうとケースワーカー達が始めた夜の勉強会。その勉強会の立ち上げから三年目までのルポ。どんなに難しい子達にも諦めず、信頼して立ち向かっていくケースワーカー達の姿勢が素晴らしい。胸が熱くなる。残念ながら絶版だけど、教育関係者、福祉関係者は必読。2012/09/10
すいか
0
貧困の連鎖を断ち切るために奮闘するケースワーカーの軌跡。こんなにいい本がなんで絶版?2010/10/28
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- 洋書
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