内容説明
かつて、三島由紀夫は、武士道を審美学の世界に引きずり込んだが、かかる崇高なる一部分もあったにせよ、それは、武士社会の総てではなかった。“社稷の臣”もあれば、“君側の奸”もあり、各々に属する得意の人、失意の人…当然ながら、そこには葛藤も生じ、いや、殿中といえども、刃傷事件に及んだのである。
目次
武士道の概念(織田信長とその時代;豊臣秀吉とその時代;徳川家康とその時代)
豊島明重・井上正就(老中)を殺害
稲葉正休・堀田正俊(大老)を殺害
浅野長矩・吉良義央(高家)に刃傷
かつて、三島由紀夫は、武士道を審美学の世界に引きずり込んだが、かかる崇高なる一部分もあったにせよ、それは、武士社会の総てではなかった。“社稷の臣”もあれば、“君側の奸”もあり、各々に属する得意の人、失意の人…当然ながら、そこには葛藤も生じ、いや、殿中といえども、刃傷事件に及んだのである。
武士道の概念(織田信長とその時代;豊臣秀吉とその時代;徳川家康とその時代)
豊島明重・井上正就(老中)を殺害
稲葉正休・堀田正俊(大老)を殺害
浅野長矩・吉良義央(高家)に刃傷