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内容説明
東京電力福島第一原発事故を経て、ウイルス禍まで款瞞に充ち満ちた「棄民」の国・日本から、世界へ向けての人間精神の存在証明。黙示録的テキスト3篇と、命の光そのものの絵画・全80点。日本語・朝鮮語・英語、3言語を並記。
目次
“われらはどこで、何となって、また会おうか”(洪成潭)
絶望してもなお創造し続ける、人間としての行為(江尻潔)
孤独や絶望に耐えている者だけが許される力(小林和子)
1 死の国からも、なお、語られ得る「希望」はあるか?
2 偽りの「希望」を棄てよ―『原子野のバッハ』序詞
3 放射能とウイルス禍の日本についての25章
著者等紹介
山口泉[ヤマグチイズミ]
作家。1955年、長野県生まれ。1977年、東京藝術大学美術学部在学中に中篇小説「夜よ 天使を受胎せよ」(未刊)で第13回太宰治賞優秀作を得、文筆活動に入る。SHANTI(シャンティ=絵本を通して平和を考える会)アドヴァイザー。同志社大学メディア・コミュニケーション研究センター嘱託研究員。日本文藝家協会会員。日本ペンクラブ会員。2005年~2018年、「小諸・藤村文学賞」銓衡委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。