内容説明
人間の言葉を話せるようになった腹話術人形の物語り。
著者等紹介
牧瀬かおる[マキセカオル]
1947年、岡山県生まれ。大阪府高槻市在住。障害児教育に、保育士、教諭として39年間勤務(通園施設、養護学校)
KISA[KISA]
イラスト作家。4月18日、京都生まれ
福大介[フクダイスケ]
全日本あすなろ腹話術会会長。腹話術歴40年。昭和43年に独自の腹話術を開発し初舞台を踏む。テレビ・ラジオ出演は昭和61年から約80本出演。テレビドラマ出演3本、ゲスト出演、占い出演等多様。週刊誌、多数掲載、新聞、雑誌連載出筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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宝塚けんけん
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心が温まる作品だ。幸せを運ぶ腹話術人形という副題がぴったりだと思う。腹話術人形を通して話しをすることで言いにくいことも言え、人を傷つけることなく、物の本質に迫ることができる。肉親を失って悲しみの淵にある人や、こころが寂しい人達には腹話術人形が癒しを与えてくれる。本書は一歩進んで人形が大事な事を話し出し真に迫った危機を救ってくれるのが心地良い。世の中暗いにゅさが多く、皆余裕がなく、心の汚い人が増えているように感じる。本書を読んで、心の綺麗な人でありたいものだと強く感じた。悩める人に広く推薦したい。2020/09/10