内容説明
新しい固体分光法であるメスバウア分光法の原理と解析法を、実用に即して分かり易く述べた入門書。γ線を使うが装置は比較的簡単で、試料も作り易く、解析はコンピューター化されている。本書を利用してスペクトルを解読・解析しさえすれば、固体物理の成分組織や構造を定性・定量分析することができる。理工学のあらゆる分野へ利用されており、物性物理・化学・地球科学・鉱物・資源・環境・生物・医学・金属・磁性体・半導体・ガラス・セラミックス・考古学等々の成果についても解説している。
目次
第1章 メスバウア効果とは(概説)
第2章 金属・合金のメスバウア分光
第3章 磁性
第4章 化学への応用
第5章 その他の科学・技術の分野
第6章 特殊な研究