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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
180
話題になっていたので読んでみたら、なんともシュール。なんでそこまでして死にたいのか興味が湧いてしまうんだけど、いろんな自殺の方法を考えているうちに遺体を検死される時のこと想像して思いとどまったことがあったなぁ、なんて昔を思い出したりした。この「自殺したいうさぎのイラスト集」的な本も、読む人の状況によっては似たような効果があるかもしれない。それにうさぎが読み手の心の中の鬱憤の身代わりになってくれてるような感覚さえある。読み進めながらつい笑ってしまえるうちは、まだまだ幸せ、大丈夫ってことなんだよきっと。2014/08/15
AKIKO-WILL
79
タイトルは怖いけど、絵はかなりシュールです。えっ、そこまでやるのうさぎさん?たまにどこにうさぎさんが居るか見失うからウォーリーみたいにうさぎさんを探す。モグラ並みのうさぎさんもいて、すごい。2016/03/24
りん@停電羽蟲
79
「死にたい」そう思った時が一度はあるだろう。例えば電車に揺られ窓の外に目をやり「天気がいい」そういう時の考えに意味と理由はない。死にたがりのうさぎにも理由なく淡々とあらゆる手段で死ぬ事を頑張る。中身は台詞がなくイラストで表現する漫画に近く1頁で完結するショートストーリー。たまに見開きが入る程度。有り得ない!そんなアイディアが満載。敢えて回りくどくしているのがシンプルな演出効果を際立たせている。ここまでいくと爽快!ブラックユーモアとして割り切って読むとセンスに脱帽。奇想天外ベストセラーの底力2012/05/21
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
71
イギリス生まれのシュール&ブラックなひとコママンガ。エルトン・ジョンやヒュー・グラントが絶賛しているそうです。無表情なうさぎが様々な手法で自殺を試みるという内容で、評価が分かれそうな本。たとえば、槍投げして槍より早く落下点に入る。潜水艦に身体を固定する。ナイフ店と磁石屋の間に座って待つ。オビワンに変装してダース・ベイダーと戦う。ブーメランに手榴弾を装着して投げる。重量挙げ選手の脇の下をくすぐる。残酷なのは、ワインオープナーを被って回す。レコードをくわえて壁に激突する。トースターに入る。う~ん、微妙過ぎる。2014/12/24
キジネコ
43
自殺する兎…で思い出すのは捨身月兎の話ですが全く違うものなんでしょうね、たぶん。目くじら立てて 大人げないと窘められても 面白くないものは面白くない。エルトンジョンは「こんなにハニーな本は他にない」と仰る。フューグランドは「綿密な取材の末に完成された今年度の最高傑作」とまで賛辞を寄せておいでですが 兎が なぜ只管自殺するのか?無知蒙昧な私には分からない。先達て自死した俳優さんの事が私なりに大きなショックとなって その鐘の音が鳴りやみません。ブラックな笑い…でも愛を感じない、という事で失礼いたします。2020/07/31