内容説明
ある年の夏、エルサレムの遺跡発掘現場で、2000年前の墓が見つかった―キリスト教信仰の根幹を揺さぶる驚愕の発見によって、世界が静かに動き出す。真相究明をバチカンにゆだねたイスラエルのねらいとは?バチカンから派遣されたジム・フォランのたどり着いた真実とは?はたして、本当に遺骨はイエスのものなのか?政治的駆引、血塗られた欲望、抹消されざる歴史の記憶。そして、揺るぎない神への信仰、深く燃え上がる絶望的な愛。圧倒的な筆力で描き出す、壮大なサスペンス・ロマン。
著者等紹介
サピア,リチャード・ベン[サピア,リチャードベン][Sapir,Richard Ben]
1936年ニューヨーク州生まれ。新聞記者時代にウォーレン・マーフィーと出会い、1971年「デストロイヤー」シリーズを書き始める。87年にサピアが死去してからも、シリーズはつづき、現在120を越える巻を数えている
新谷寿美香[アラタニスミカ]
1963年生まれ。同志社女子大学英文学科卒業。翻訳家
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