内容説明
本書では、医薬品を“有効”かつ“安全”に使用していく上で必要不可欠な基本的知識として、医薬品の取扱いや保存の方法、処方、調剤、投与計画などの概念、薬物動態学などについて、理解しやすいように記述。また、獣医療の現場でよく使用される医薬品について、その作用機序を理解する上で必要な病態解剖学・生理学の知識にはじまり、薬理作用の動物種差、有害反応や毒性、適用禁忌、薬物相互作用などについても言及されている。さらに、読者の理解を深めるための一助として、各章ごとにKey TermsやLearning Objectives、本文中の注目事項を示すPharm Fact、各章末に薬物の一覧が記載されている。
目次
獣医薬理学と治療への応用について
調剤方法、薬物の取扱い方法、投与量の計算方法
薬物動態学と薬理学の原理
消化器系作用薬
循環器系作用薬
呼吸器系作用薬
内分泌系作用薬
神経系作用薬
抗菌薬
消毒薬と防腐薬
寄生虫感染症の予防治療薬
抗炎症薬
著者等紹介
浅野隆司[アサノリュウジ]
1953年10月9日生まれ。1981年3月25日日本大学大学院獣医学研究科修了。現職日本大学生物資源科学部教授(獣医薬理学担当)。獣医師、獣医学博士
雨森隆[アマモリタカシ]
1955年1月8日生まれ。1982年3月25日日本大学大学院獣医学研究科修了。現職チェコ共和国Veterinary Research Institute研究員。獣医師、Ph.D.
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