内容説明
本書は、日本語のすばらしさに焦点を当てることにより、日本人が日本語のすばらしさに気づき、日本語に誇りと自信と強い「自己肯定感」を打ち立てることを目的とするものであります。日本を力強く存続発展させるためはもちろんのこと、世界を今よりも平和で幸福なところに導いていくためにも、日本人が日本語への誇りと自信と強い「自己肯定感」を持つことは必須の要件です。
目次
第1部 すばらしい日本語と日本の『精神文化』―その魅力と可能性(日本語肯定論―日本語の五つの魅力;日本語の国際共通語としての可能性;講演 日本の「精神文化」を世界に伝える―国語教育と日本語教育の使命)
第2部 日本語をいかに守るか―ことばの安全保障論(講演 日本語は日本を守る防波堤―「日本語で何でもできる国」を守る;講演 英語支配と日本語の安全保障―日本語を守るために何をすべきか;「英語の氾濫」の実態と対策―あえて「外来語規制法」を提案する)
著者等紹介
津田幸男[ツダユキオ]
1950年神奈川県生まれ。筑波大学名誉教授。長崎大学助教授、名古屋大学教授、筑波大学教授を歴任。南イリノイ大学大学院スピーチ・コミュニケーション学科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tamami
55
美しい響きを持ち、平和的であり共感志向でもあり、使用者の心を穏やかにする日本語。そのような日本語は、国際共通語としての可能性も秘めていると著者は記す。一方で、「このままグローバル化が進めば、日本語は消滅する」(本書帯)という危機感のもとに、どのようにして日本語を守っていくか、その方策を記す。思うに、我々は日本語という素晴らしい言語の使用者でありながら、その特質もさほど理解することなく、世界でも数少ない「母国語で何でもできる国」であることの恩恵を感じる事も少なくなってしまっている。著者の主張と焦燥は、私自身2023/02/21
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