内容説明
ヘーゲル弁証法とマルクス弁証法。福本和夫「史的唯物論」の意義と限界。黒田寛一の歴史的な「哲学」講演。
目次
疎外論と唯物史観(腐臭を放つヨーロピアン・マルクシズム;世界革命論と人間疎外論;労働疎外論と唯物史観;唯物史観と経済学)
史的唯物論への道―福本和夫の研究にふれて(唯物史観「研究」の現段階;福本史的唯物論の特色とその問題点;福本和夫初期著作集第一巻の読み方について)
ヘーゲル弁証法と現代(ヘーゲル弁証法とマルクス主義;唯物弁証法の形骸化あるいは蒸発;観念弁証法と唯物弁証法)
著者等紹介
黒田寛一[クロダカンイチ]
1927年10月20日埼玉県秩父町に生まれる。東京高等学校理科乙類中退。1956年のハンガリー労働者蜂起・ソ連軍の弾圧事件と対決し、反スターリン主義運動を創造、1996年まで日本革命的共産主義者同盟全国委員会議長。2006年6月26日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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