内容説明
講和条約以後の賃金闘争。生産性向上運動に屈服した総評をのりこえる道は?―斎藤一郎絶筆の書。
目次
賃金闘争の敗北と総評の左旋回
賃金綱領と労闘ストの崩れのあいだ
自己批判から攻撃へ―五三年賃金闘争
闘争の高揚とMSAおよび総評の分解
下降する総評路線と生産性向上運動の準備作業
支離滅裂な賃金論と賃闘の無残な結末
政局危機と賃金闘争放棄の社会党共同政権論
総評をおさえこむ生産性向上運動
生産性賃金への屈服と抵抗
長期低姿勢への地ならし工作
藤木斡旋案と賃金闘争の放棄
資本主義永久繁栄論と定昇春闘
岸体制をささえる総評と運動の高揚
安保闘争と構革賃金闘争
著者等紹介
斎藤一郎[サイトウイチロウ]
1911年北海道長万部に生まれる。1931年秋田で農民運動に参加。1932年全農全国会議秋田地方委員会を組織し共産党に入党。11月治安維持法違反で検挙され懲役5年の判決。1939年非転向で出獄。1945年再入党、党本部から派遣され秋田県党再建に協力。1946年産別会議の事務局に入り、党フラクションの責任者として労働運動に献身。1949年党中央と決定的に対立、産別会議を離れる。以後、活動家グループの指導と執筆活動に専念。1968年8月30日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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