内容説明
市民や文化人の民主主義擁護運動の高揚と全学連の突出した闘争―その背景・根拠・限界は、どこにあるか。
目次
安保闘争史・下(静かなる請願デモと全学連運動;岸政府のクーデター;六・四ストとハガチー闘争;安保新条約成立以後の概括;安保闘争のはしりがき的総括)
労働運動の急右旋回(破綻する民同指導;退却つづける民同路線;転機にたつ安保反対運動;危機にたつ労働運動;総評の全労的自己改造;“成熟”への転換か闘いの放棄か;破壊される労働運動)
座談会 敗北の教訓(斎藤一郎;吉本隆明;黒田寛一)
著者等紹介
斎藤一郎[サイトウイチロウ]
1911年北海道長万部に生まれる。1931年秋田で農民運動に参加。1932年全農全国会議秋田地方委員会を組織し共産党に入党。11月治安維持法違反で検挙され懲役5年の判決。1939年非転向で出獄。1945年再入党、党本部から派遣され秋田県党再建に協力。1946年産別会議の事務局に入り、党フラクションの責任者として労働運動に献身。1949年党中央と決定的に対立、産別会議を離れる。以後、活動家グループの指導と執筆活動に専念。1968年8月30日逝去。享年57歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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