内容説明
桜美林大学・北京大学学術交流論集、第四弾!これからの日中関係を考えるための道標。国交回復40年を経て、日本と中国は新しい関係を構築する時代に入ったのではないか―このような認識のもと、「教育」「環境」「文化」をテーマとして行われた両大学の研究者の報告を収録。日中両国にとって古くて新しい課題である相互理解の促進のために必読の書。
目次
第1部 社会のニーズと大学教育の多様化(eラーニング―遠隔教育MOOCの国内外の動きと桜美林大学の取り組み;現代大学制度的“本土資源”(現代的大学制度の「地元資源」) ほか)
第2部 時代の変化と大学教育の質保証(学術理想還是職業訓練:消費社会的大学生時間安排的叙事(学問探求か職業訓練か―消費社会における大学生の時間の使い方を事例に)
ビジョン(Vison)の交代―今、大学の責務とは?質保証を再考する ほか)
第3部 大気と水資源と建造物(中国伝統水文化的時代価値(中国伝統的な水文化の現代的意義)
中国農村水環境問題及治理技術(中国農村部の水環境と保全技術) ほか)
第4部 環境保全の取り組みと意識(持続可能な社会に向けた日本の取り組み―不法投棄対策を例に;大学と東京都との連携による環境保全および環境人材の育成 ほか)
第5部 日中文化の交流―今と昔(日本における漢字・漢語の現状と将来;日本版古籍与北京大学図書館(日本刊行の漢籍と北京大学図書館) ほか)