内容説明
中国西部の青海省では50万人のチベット人が、ヤクや羊を始めとする家畜放牧を生業としている。著者は日本で文化人類学を学び、故郷・チベットの生活様式や社会構造の変化を調査。チベット人自身の手による、伝統的牧畜社会の変容に関する詳細な文化人類学的研究。
目次
第1章 序論
第2章 牧畜社会の伝統的構造
第3章 中国共産党のもとにおける社会変容
第4章 生態移民、定住化プロジェクトによる変容
第5章 物質文化の変容
第6章 宗教儀礼とその変容
第7章 考察と結論
著者等紹介
南太加[ナムタルジャ]
1986年中国青海省黄南チベット族自治州生まれ。2010年青海民族大学・外国語学院日本語学科卒業。2010年4月、滋賀県立大学大学院人間文化学研究科へ入学。2017年3月同研究科を修了。博士(学術)。現在は、青海民族大学・民族学社会学学院において専任講師として教鞭をとる。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を兼任する。主な研究領域はチベット高原の牧畜文化に関する文化人類学研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。