内容説明
「大船渡と陸前高田は、同じ気仙地域の住田町が支援する!」被災した両市への緊急支援ができるのは住田町だけだ。「1週間もすれば全国からの支援がある。それまで職員は不眠不休の覚悟で頑張れ」。まるで号令をかけられたかのように、町も人も動き出す。人口6000人の町が、2つの市の「後方支援」にあたる中で直面したこととは?支援する側と支援を受ける側の「連携」はいかにしてはかられたのか。
目次
第1章 震災発生(それぞれの震災;災害対策本部を設置 ほか)
第2章 後方支援(「陸前高田は壊滅状態だ!」;陸前高田市から届いた支援要請 ほか)
第3章 仮設住宅(町長就任以来の課題;自衛隊に断られた申し出 ほか)
第4章 震災教訓(素早く後方支援に回ることができた理由;非常時の地域防災計画とマニュアル ほか)
著者等紹介
多田欣一[タダキンイチ]
1945年(昭和20)年5月岩手県気仙郡住田町世田米に生まれる。東京農業大学農学部卒。68年4月岩手畜産公社に入社。70年6月住田町農業協同組合臨時職員、同年10月住田町農業総合指導協議会職員。72年1月住田町役場入職。建設課長、税務財政課長、総務課長を最後に2001(平成13)年5月退職。同年7月の住田町町長選挙に出馬して当選。2017年1月現在、4期目
木下繁喜[キノシタシゲキ]
1953(昭和28)年7月岩手県大船渡市に生まれる。青山学院大学法学部卒。80年4月株式会社東海新報社(本社・大船渡市)に入社。取締役編集担当、取締役事業局長を経て2013年7月定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。