車いす・シーティング―その理解と実践

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  • サイズ B5判/ページ数 357p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784899840718
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0047

内容説明

自力で座位を保持できない重度障害児・者にとって、座位保持装置は寝たきりの生活から抜け出すための道具であり、障害をそれ以上重度化させないためにも適切な座位保持装置が必要です。また、重度身体障害者の身体の状態は、それぞれに個別の問題とニーズを持ちます。既製の椅子や既製の車いすを利用できない人たちもいます。その場合に個別に調整や適合を図るのが「車いす・シーティング」です。本書は、車いす・シーティングの考え方や基礎的知識について学ぶとともに、その実践から適合のための技術を学びます。

目次

障害福祉論
第1部 車いすと姿勢保持装置の歩み(車いすの歴史と発展;目指す車いすの規格化 ほか)
第2部 車いす・シーティングの基礎知識(基礎解剖学・基礎生理学;車いす・シーティングのための障害学(先天性障害) ほか)
第3部 車いす・シーティングの考え方(車いす・シーティングの用語と定義;座位姿勢を考える ほか)
第4部 車いす・シーティングの実践(車いすに乗る・座る、車いすで移動する―車いすの機能と環境を考慮した適合方法;体重の支持面から考えていく座位 ほか)
第5部 車いす・シーティングの課題(車いす・シーティングによる褥瘡対応;高齢者のシーティング ほか)
車いす供給システムと今後の対応

著者等紹介

伊藤利之[イトウトシユキ]
1945年生まれ。1970年横浜市立大学医学部卒業・リハビリテーション医学専攻。1982年日本リハビリテーション医学会「専門医」認定。1987年横浜市障害者更生相談所長。1996年横浜市リハビリテーション事業団常務理事、横浜市総合リハビリテーションセンター長(2001年横浜市理事)。日本リハビリテーション医学会常任理事・評議員、日本義肢装具学会評議員、(財)テクノエイド協会評議員など

田中理[タナカオサム]
1948年生まれ。東北大学工学部機械工学第二学科卒業。神奈川県総合リハビリテーションセンターを経て、横浜市総合リハビリテーションセンターで福祉用具の研究開発に従事。専門は車いすおよび車いす用の移動・移乗機器。各種車いす、チェアスキー、簡易移乗機、車いす用階段昇降機などの開発を手がける。車いす国際規格(ISO/TC173/SC1)日本代表委員・同国内対策委員会委員長、日本リハビリテーション工学協会理事長・同車いすSIG代表、横浜市技術リエゾンプロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。