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内容説明
白衣をまとい、病院の中で長期にわたり取材するジャーナリストに、200人の医師たちが打ち明けた事実。同僚医師に対する不信、自らが犯した医療ミスの数々、患者との危険な関係、揺らぐ自信と募る将来への不安…。そこには、かつて地位も名声もあったエリートとしての姿はなかった。今や“普通の人”にすぎない医師たち。しかし、彼らは変わろうともしている。その言葉に込められた思いとは。本書は「一般向けに書かれた医学に関する著作」として、“メデック(MEDEC)賞”最優秀賞を受賞。―医師および科学研究に携わる人々の「必読書」にもあげられ、教育的にすぐれた内容との評価を受けている。
目次
1章 墜ちた医師像
2章 マナーの学習
3章 迷惑な患者の群れ
4章 尋問と告白
5章 だます患者だまされる医者
6章 信頼という賭け
7章 死の回避
8章 出世のセオリー
9章 取引される医療
10章 医師たちの明日
著者等紹介
アモン,エルヴェ[アモン,エルヴェ][Hamon,Herv´e]
1946年生まれ。哲学専攻。社会史学で博士号取得。ジャーナリスト、作家、エディター。大学で5年間哲学を講じた後、ジャーナリズムに転身。1979年からはルポライターとして多くの作品を発表し、自作を下地としたテレビ用ドキュメンタリーフィルムの制作もする。現在、スイユ出版社で文学作品出版顧問であり、パトリック・ロットマンとともに「事実の試練」叢書を監修
野崎三郎[ノザキサブロウ]
1948年生まれ。早稲田大学文学部フランス文学科修了。パリ第三大学言語・記号学科博士課程中退。パリ第三大学日本語科講師を経て、会議・同時通訳。1974年からフランス在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。