感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
二人娘の父
6
沖縄に通い始めた当初から沖縄そばには魅了された。ラーメンでもなくうどんでもない、独特の食感とスープである。ただ本書のように、沖縄そばの体系化はできていないので、偶然行ったお店で出てきた沖縄そばを食べてきた。沖縄そばには、何とも言えない世界観を感じる。味や店構えに歴史や風土、そして人間性が出るのだと思う。そして実は家で供される沖縄そばもかなりおいしい。これは大事なところだ。それにしても著者は「高江洲そば」推しですな。でも分かります、ゆし豆腐そば、本当においしい。「マツコの知らない世界」出演の著者渾身の一冊。2025/09/29
TK
2
知人の編集者が手掛けた沖縄そば本。沖縄そば(日本蕎麦とは全く別物)の歴史背景を掘り下げ、最新の人気店の紹介まで幅広く網羅している。どうやら「支那そば(ラーメン)」が起源であるようだ、には吃驚。沖縄そばは県民のソウルフードである事は間違いなく、しばしばNo.1沖縄そばをめぐる議論が白熱する場面もあるが、結局どこの店のそばも美味い(笑)個人的には具はトロトロの軟骨ソーキ、麺は照喜名(てるきな)製麺所、スープは豚骨と鰹節のWスープで豚骨強めのやつがお気に入りです。県民の年越しそばは蕎麦ではなく沖縄そばがデフォ。2025/08/26