内容説明
いちど話してみたかった!思想的水脈を世代をこえて未来へつなぐ七つのトーク・セッション。若き研究者・実践者から先輩方へ今だからこそ問いたい沖縄近現代の物語り。『つながる沖縄近現代史』に続く、待望の第二弾!
目次
シン・琉球史の時代へ 「安良城ショック」から「首里城焼失、再建」まで
現在進行形の「沖縄民衆史」を記す 西太平洋「オキネシア」としての琉球弧から
歴史としての地元を掘る 沖縄戦の記憶継承とメディア・平和教育と街づくり
島嶼としての沖縄経済の自立は可能か 戦後の貧困から沖縄の将来像を通して
「うない」が広げた女性たちの結(ゆい 構造的暴力に抗い社会を変革するために;伊波普猷を読むということ 「沖縄学」の現在;教育熱心な沖縄をひも解く リーダーシップ論から働き方の獣道まで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
二人娘の父
8
沖縄歴史倶楽部メンバーを中心とする若手研究者・アクティビストと、ベテラン研究者・活動家が「かたりあう」企画。とりあえず最高でした。恥ずかしながら存じ上げないベテランもいましたが、嘉数啓さんの発言などは本当に胸のすく思いで読んだ。高里さんの半生や浅野さんの教育実践など含めて、先人たちが拓いてきた道を、後に続く若手がしっかりと受け継いでいることに感銘すら受ける。多くの論者が共通して語る「沖縄の未来をつくる人間をつくる」という視点は、常に基地か経済かという目先の闘争をさせられてきた沖縄政治に突き刺さる指摘だ。2025/08/22
健康平和研究所
0
嘉数啓さんの沖縄が経済的に自立していないと独立できないことや、大学卒業までサポートすること、どこに行っても活躍できる人材育成など、兵庫県三田市でも有効なことがあるような気がする。三木健さん、冨山一郎さん、浅野誠さんなど、読書会で読みたい。高良倉吉さん、謝花直美さんは読んだ2025/06/19
Y_Kuroyanagi
0
20250313ー202503172025/03/17