内容説明
通りで出会ったなつかしい景色。なつかしい記憶。路地裏・建物・看板市場・マチヤグヮーヴィンテージな品…。沖縄各地をめぐる味わい写真探訪。
目次
第1章 那覇編(自分だけの時間をゆっくり楽しめる喫茶店 ローズルーム;見上げればせつない瞳 希望ヶ丘公園ちかくの民家 ほか)
第2章 中部編(迫力のある動物たちが躍動していた団地風景 県営牧港団地;ポップで優しいパラソル電話 ブルーシール牧港本店 ほか)
第3章 北部編(海と山をはさんだ工場風景 本部鉄工所;飲みながらタイムスリップできそう セメント瓦の味な居酒屋 ほか)
第4章 南部・離島編(看板がお酌をしてくれそう 団地前ストアー;地元で愛される街の洋菓子店 キングスベーカリー ほか)
第5章 街で見かけた個性的な看板たち(おもしろイラスト看板;手書きの味わい ほか)
著者等紹介
ぎすじみち[ギスジミチ]
1973年那覇市生まれ。本職はデザイナー。高校時代に雑誌宝島の連載「VOW」に影響を受け、街の面白風景を趣味で撮り始める。それをきっかけに長い時間を経た建築物や看板の存在感に惹かれていく。フィルムカメラやデジカメを経て、インターネットと携帯電話の普及により、SNSで日々おもしろさを感じる写真を投稿しながら、いつしかライフワークのように味わいのある風景を探し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kawa
27
THE・昭和オキナワ写真集。かの地の看板は壁に直書きが多いそうな(台風による落下防止か?)。それが良い味わい。「パーラー平安座 すば・ぜんざい・てんぷら」「まねのできないおいしさ」「ぜんそくにはかんのんアヒル」「居酒屋お!BAR」写真を見てニヤッ。あの美浜の観覧車は無くなってしまったのですね。2024/03/16
二人娘の父
4
『オキナワノスタルジックタウン』続編。今度はストリートを歩く中で目に入った風景、景色そして記憶を写し取った写真集。不思議だが、1972年川崎生まれの私にとっては遠い存在のはずの古きオキナワのストリートが「いつか、どこかで見たことのある景色」に思えてならない。それはいろいろ脳内で脚色された空想なのかもしれないが、私はその空想は大切にしたいと思っている。前著の感想でも書いた記憶があるが、風景や景色は変わってしまえばそれで終わりだ。二度と同じものは戻ってこない。だからこそ記憶し記録することが貴重なのだ。2023/08/13
沖縄電鉄社長
0
『オキナワノスタルジックタウン』に続き、今度は公共施設も取り上げている。個人的には旧県立図書館は30年近く通っていた。2023/08/01