感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二人娘の父
7
モーアシビとは未婚の青年男女が、仕事終わりの夜、歌い踊ることで交流し、最終的には結婚相手を見つけるという風習。著者の論点は、この風習が今日のエイサー文化をつくり出した歴史的な変遷をたどりつつ、それが意味するところを、社会教育というワードで浮かびあがらせようという試みである。ユニークな論点であり、興味深く読んだ。ただ如何せん実体験者の少なさや、エイサーについての記述が不足しているため、多くは想像で補足する読み方になる。ただそうしたことがあったとしても、きわめて意欲的な著作であることに変わりはない。2022/12/05
Y_Kuroyanagi
0
20240108ー202401132024/01/13