ボーダー新書<br> 沖縄でなぜヤギが愛されるのか

ボーダー新書
沖縄でなぜヤギが愛されるのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 149p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784899821656
  • NDC分類 645.4
  • Cコード C0239

内容説明

沖縄には、全国的にも珍しいヤギ(ヒージャー)文化が存在する。ヤギの伝来や沖縄における改良の歴史、飼養形態、そして東アジアまでを視野に入れた「ヤギ食文化」の取材から、沖縄でヤギが愛される理由を解き明かす。

目次

第1章 ヤギとは…(ヤギとはどんな動物か;沖縄でヤギが多く飼われる理由 ほか)
第2章 沖縄へのヤギの伝来(最古の家畜・ヤギ;日本への伝来 ほか)
第3章 ヤギの飼養形態と解体(肉用ヤギの飼養形態;ヤギの飼料 ほか)
第4章 沖縄と東アジアの「ヤギ食文化」(沖縄のヤギ食文化;新しいヤギ料理の開発に意欲 ほか)
第5章 沖縄のヤギ文化あれこれ・各島のヒージャー(瀬底島ヒージャーオーラサイ;ヤギで島興しを・伊平屋島 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梟をめぐる読書

6
市場に並ぶ〝お肉〟としての沖縄の〈ヤギ食〉文化だけでなく、そもそもの〝家畜ヤギ〟の伝播過程や世界の品種、さらには具体的な飼養や解体の手順にまで踏み込んだ非常にありがたい一冊。「ヤギの毛色は白が遺伝的に優性なため、交配を重ねたヤギは皆白ヤギになる」など、初めて知る話も多かった。日本(内地)人は一般的にヤギ肉の味や匂いを好まないものらしいが、沖縄県内で〝ヤギ肉離れ〟が進んでいるというのも、本土の嗜好がファストフード等を通して輸入された結果だろうか。巻末の参考文献リストからも、著者の本気のヤギ愛が伝わってくる。2013/04/10

Hiroki Nishizumi

3
長年沖縄で働いていた獣医さんだけにヤギの品種、生態、歴史、料理などいろいろ詳しい。在来種とザーネン種との色合い、体長の違い、各離島の経緯、あるいは解体などマニアックな知識がついてしまったヨ。瀬底島のピージャーオーラサイには一度行ってみたいナ・・・・2015/08/17

なお

1
昔、沖縄出身者が教えてくれたヤギ汁に興味があったので読んでみる。ヤギは15世紀頃の貿易の中で沖縄に伝わったとされる。ただハリスが明治以前はヤギの家畜化はされていなかったと指摘しているが沖縄は別なのか、同一なのか分からない。確かに飼育が楽であり山岳部でも育てられるようなので沖縄の地理にヤギがよく合ったのだろうが、それにしては台湾に比べてヤギ料理の数が少ないことが気になる。2017/03/02

天茶

0
★★2012/08/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/601041
  • ご注意事項

最近チェックした商品