内容説明
日本では数少ないプロのエフェクタービルダーによる、自身の経験をもとに書き記した実践的解説書。エフェクターのなかでよく使用される回路を機能ごとのユニットに分けて解説することで読者がオリジナルのエフェクターを設計・製作できるようになるための解説書です。
目次
回路図とパーツ
ハンダ付けと配線
電源回路
トランジスタ
オペアンプ
専用IC
フィルター回路
増幅系エフェクターの製作
イコライザー
フェイザー/トレモロ〔ほか〕
著者等紹介
齋藤和徳[サイトウカズノリ]
静岡市でオリジナルエフェクターの製作・販売や既存エフェクターのモディファイを行っている“SoulPowerInstruments”の代表。ミュージシャンの機材製作に携わるだけでなく、全国でエフェクター自作セミナーも開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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TK-san
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エフェクターの中身の話。配線とか抵抗とかコンデンサーなどの部品レベルの仕組みと電気回路としての説明。エフェクーで音は歪むが、何で歪むかがこの本で何となくわかる。とはいえ、ハンダゴテで、基盤に抵抗とかを計算して自作するのは、素人には厳しい。エフェクターを作ってくれている人に感謝して、既製品を使っていきたい。2021/03/26
ヤマモト譲二
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エフェクターを真似して作ろう的な本でなく、コンデンサーの役割やオペアンプ・トランジスタの用途説明など、どういう理屈・ネライでどういう回路ができて、結果、どういう音が出るか、が書かれている。回路定数ばかり計算する電子回路の解説書より、本書の方が電子回路が読めるようになる。仕事で信号処理等の回路をざっくり読む必要がある人にもオススメ。2019/12/15